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研究内容紹介

次世代放送用デバイス・材料

概要

 撮像、記録、表示の各要素技術について研究を進めた。撮像技術は、将来の撮像デバイスの高機能化への応用が期待できる3次元構造撮像デバイスの研究、小型・軽量な単板カラーカメラの実現を目指したRGB積層型撮像デバイスの研究、8Kカメラの高感度化を目指した新しい構造を用いた増倍膜積層型の固体撮像デバイスの研究に取り組んだ。記録技術では、8K映像を長期保存するための超大容量・高転送速度の記録システムを実現するために、多値記録によるホログラムメモリーの研究開発を実施した。また、高い信頼性を実現するために可動部を排除した高速磁気記録デバイスの研究を進めるとともに、新奇の磁性材料を用いた記録手法に関して調査を開始した。表示技術では、フレキシブルな有機ELディスプレーの実現に向け、長寿命化・高色純度化のための原理解明に取り組んだ。さらに、大画面のフレキシブルディスプレーを製作するために、塗布法による半導体膜の膜質改善の研究を進めた。また、シート型ディスプレーの高画質化・低消費電力化を目指し、画素の駆動素子である薄膜トランジスター(TFT)の研究開発を進めた。