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研究内容紹介

高度番組制作技術

概要

 高度な番組制作技術として、新しいコンテンツ・サービスを提供するための制作技術の研究や、緊急報道・スポーツ中継などの番組素材を無線伝送する技術の研究開発を進めた。
 素材インデキシング技術の研究では、検索や加工作業の効率化を支援する素材映像管理システム「素材バンク」の研究を進め、これまでの被写体認識技術を発展させ、照明条件や表情などの変動に影響されにくい「領域ベース」の特徴量に基づく新たな人物識別手法を開発し、人物検索の精度を向上させた。映像制作支援については、ハイブリッドセンサーの高機能化と高精度化を図り番組制作現場に導入した。
 言語情報を利用したコンテンツ利活用技術の研究では、大量の過去の番組コンテンツを有効に利用できるように、単語の意味的関係を用いて、ユーザーが意図する番組を網羅的に検索できる手法を提案した。番組制作者や視聴者向けに番組概要のキーワードから関連する番組を効果的に提示することや、見たい番組やシーンを俯瞰的に選ぶことができるインターフェースを開発した。
 ファイルベースの映像素材を高速に無線伝送する双方向FPU(Field Pick-up Unit)の研究では、ファイル伝送のスループットを向上させる適応制御方式、生中継を想定したライブ映像の優先送信制御方式を検討するとともに、双方向FPUの多段中継の実現可能性を検証するための実験装置の試作を進めた。
 将来の8Kスーパーハイビジョン用ワイヤレスカメラの実現に向けて大容量化を目指した4送信4受信MIMO (4×4 Multiple-Input Multiple-Output)伝送技術の研究では、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調方式の試作機の伝送特性を評価し、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調方式を追加する改修を進めた。ワイヤレスカメラの小型化・高出力化を目指したシングルキャリヤ伝送技術の研究では、200Mbpsの伝送を実現する広帯域伝送システムの検討と実験装置の試作を進めた。また、ハイビジョン用ワイヤレスカメラの運用性の改善に取り組み、ゴルフ中継、NHK紅白歌合戦で使用した。