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研究内容紹介

高度番組制作技術

概要

 高品質で魅力的なコンテンツを提供するための番組制作技術の研究と、スポーツ中継・音楽番組などの番組素材を無線伝送する技術の研究を進めた。
 コンテンツ要素抽出技術の研究では、これまでの顔識別、情景文字列検出、類似画像検索の各技術の改良に取り組むとともに、顔の向きや表情の変化に強い顔検出技術を開発した。また、新しく映像要約技術の研究に着手し、番組へのツイート内容やカメラの動きなどの多面的な要素に基づいた映像区間の重要度から、要約映像を自動生成する仕組みを開発した。
 コンテンツ制作支援技術の研究では、放送局における番組制作を支援するため、ソーシャルメディアや番組アーカイブなどのテキストビッグデータを解析することにより、番組制作で必要となる情報を提示するシステムを開発した。
 双方向FPU(Field Pick-up Unit)の研究では、高速な双方向伝送を実現する要素技術の確立を目指し、再送制御方式HARQ(Hybrid Automatic Repeat request)の改善による伝送容量の拡大、伝送フレーム構成の再検討による低遅延化、ならびに通信経路の自動設定機能による運用性の向上に取り組んだ。
 4K・8Kスーパーハイビジョン用ワイヤレスカメラの研究では、ミリ波帯の電波を用いた送受信装置の研究を進めた。ワイヤレスカメラの小型化を目指したシングルキャリア方式においては、伝送帯域幅を拡大した実験装置を試作し、200Mbps級の伝送が可能であることを室内実験で確認した。さらなる大容量化を目指した4送信4受信(4×4)MIMO-OFDM方式においては、映像TS信号のリアルタイム伝送を実証した。また、ハイビジョン用ワイヤレスカメラの運用性の改善に取り組み、番組制作への協力としてNHK紅白歌合戦で使用した。