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研究内容紹介

4.3 スマートプロダクションラボ

 画像解析や音声認識、テキストビッグデータ解析など、番組やニュースの制作スタイルを大きく変える可能性を秘めたAI。技研の30年以上にわたるAI技術の研究成果を集約し、効率的な番組制作による働き方改革や人にやさしい放送に資する局内連携と実用化を加速する拠点として、技研内の横断的な研究チーム「スマートプロダクションラボ」を2016年度に設置した。技研内の常設展示ブースや、研究成果を体験できる局内向け専用サイトを設けるとともに、相談窓口を一元化して、現場ニーズに応えられる体制で活動を進めている。
 2017年度は、技研内展示ブースや放送センターのスタジオで関連部局向けデモンストレーションを実施して(図4-4)、AI技術の放送利用を希望する関連部局との連携を促進した。その結果、生放送番組で利用した映像自動要約技術、地方局で試行的な運用を開始した河川情報の原稿自動生成システム、スポーツ競技の音声ガイドによるロボット実況など、多くの技術が実用化された。AIを活用した制作技術は番組制作の手法を変えるだけでなく、放送現場の働き方改革にも寄与するものとして、高い注目を集めている。
 各技術の外部に向けた情報発信も積極的に推進した。技研内展示ブースに外部の視察者を多数迎えたほか、技研公開2017、NAB Show、IBC2017、InterBEEなど、国内外のイベントにおいて研究発表や技術展示を多数実施した。



図4-4 技研の常設ブースでの関連部局向けデモンストレーション