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研究内容紹介

1.3 ディスプレー

 8Kスーパーハイビジョン(SHV)映像を表示可能な各種ディスプレーの開発や、大画面シート型ディスプレーの研究を進めている。


SHVシート型ディスプレーの研究

 将来の家庭用大画面SHVディスプレーの実現を目指し、軽くて薄く、持ち運びに便利なシート型有機ELディスプレーの開発を進めている。2017年度は、薄板ガラスを用いた画面サイズ65インチの4K有機ELパネルを4枚組み合わせた、シート型ディスプレーの高輝度化を図りつつ、120Hzフレーム表示にも対応し、高画質な8K映像表示を実現した(図1-3)。本ディスプレーは、LG Displayとアストロデザイン(株)の協力により試作した。今後は、1枚のパネルで8K映像を表示可能なディスプレーの開発を進めるとともに、より軽量かつ柔軟なプラスチック基板を用いたフレキシブルディスプレーの実現に向けた研究を進めていく。



図1-3 高輝度、フレームレート120Hzの表示に対応したシート型有機ELディスプレー

HDR対応8K液晶ディスプレー

 従来の3倍以上の高輝度表示を可能とするHDR対応8K液晶ディスプレー(図1-4)をシャープ(株)と共同で開発した。バックライトの高輝度化技術によって、3,500cd/m2のピーク輝度とダイナミックレンジ40万:1(いずれも実測値)を実現した。



図1-4 高輝度HDR対応8K液晶ディスプレー

フルスペックSHVプロジェクター

 赤・緑・青の半導体レーザーを光源とし、広色域・フレーム周波数120Hzに対応するフルスペックSHVプロジェクターの画質改善を進めた。シェーディング補正回路における明るさ方向の補正点を増やすことで、レーザー光の干渉により生じる表示映像の輝度や色のむらを低減した。また、プロジェクターの液晶素子を駆動する信号処理装置を小型化してプロジェクタヘッド内に実装し、運用性を改善した。