No.140 2013年7月発行

技研公開2013 講演・研究発表 特集号

※PDFで公開しています。

はじめに

  • はじめに
    藤沢秀一
    NHK放送技術研究所長
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    概要
    今年は日本でテレビジョン放送が開始されて60年となる年です。NHK放送技 術研究所(技研)は,そのテレビジョン放送開始をさかのぼること23年前の1930 年に,当時,技術的な可能性が未知数だったテレビジョンを大きな研究テーマ の1つとして,ここ世田谷区砧に誕生しました。

技研公開2013より

  • 技研公開2013より PDF ↓概要

    概要
    NHK放送技術研究所(技研)では,5月30日(木)から6月2日(日)の4日間,技研の最新の研究成果を展示する「技研公開2013」を「期待,見たい,感じたい」をテーマとして開催しました。テレビ放送開始60年の節目にあたる今年は,その一歩先の新しい時代を目指した研究・開発成果を紹介しました。ハイブリッドキャスト, スーパーハイビジョン,立体テレビ,人にやさしい放送,次世代放送デバイスなど37項目を展示し,開催期間中に20,607人の方にご来場いただきました。

講演

  • 新たな放送システム ~高臨場感・ユビキタス・豊富な情報サービスを実現~
    マシュー・ポストゲート イギリス放送協会(BBC)研究所所長
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    概要
    社会が工業の時代から情報の時代へと変化し,放送が大衆に同じコンテンツを同時に届けるものから個々の視聴者のニーズに合ったコンテンツを届けるものへと変化してきている。IP(Internet Protocol)ネットワークの普及に伴って,放送局はカメラからお茶の間までの全てのことをIPで行うことが可能になった。
  • 次世代の高精細映像放送に向けて
    伊東晋東京理科大学教授
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    概要
    1953年に白黒映像で始まったテレビ放送は今年で60周年を迎えた。その間,カラー化,衛星放送,HDTVと進化し,1996年にCSで開始されたデジタル放送は2003年に地上放送でも開始され,2012年にデジタル放送への移行が完了した。テレビ放送の完全デジタル化という大 事業で自らの還暦を祝うことができたが,このことは同時に次の段階へ進むべき時期である ことを示唆している。

研究発表

  • 次世代放送システムのメディアトランスポート技術
    青木秀一
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    概要
    日本をはじめ世界各国で次世代放送システムの検討が進められている。現在のデジタル放送システムの多くは1990年代初頭までに開発されたもので,世界の多くの地域のアナログ放送がそのシステムを使ってデジタル放送へ移行した。アナログ放送では主に映像と音声だけのテレビ番組を提供していたが,デジタル放送では映像や音声だけの番組の他にデータも容易に提供することができるようになった。現在のデジタル放送システムが開発されてから20年近くが経過し,放送を取り巻くコンテンツ配信の環境は大きく変化した。
  • スーパーハイビジョン対応 HEVCリアルタイム符号化装置
    杉藤泰子
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    概要
    当所では,スーパーハイビジョン(SHV:Super Hi-Vision)放送を実現するために,映像データを効率的に圧縮する映像符号化技術の研究を行っている。また,最新の映像符号化方式MPEG-H HEVC(Moving Picture Experts Group - H High Efficiency Video Coding)/H.265(以下,HEVC)の標準化活動に取り組んできた。HEVCは従来のMPEG-4 AVC(Advanced Video Coding)/H.264(以下,AVC)の約2倍の圧縮性能を持ち,SHVの映像も扱うことができる。今回,世界初のSHV対応のHEVCリアルタイム符号化装置を開発した。
  • 大画面シート型テレビを目指したフレキシブル有機ELディスプレー
    中嶋宜樹
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    概要
    スーパーハイビジョン(SHV:Super Hi-Vision)を家庭の大画面テレビで視聴するために,薄くて軽いシート状のディスプレーの登場が期待されている。また,いつでもどこでも視聴可能な携帯型テレビには,落としても割れにくい,携帯性・収納性に優れたディスプレーが適している。近年,研究が進展しているフレキシブルディスプレーは超薄型・軽量で,曲げられるあるいは丸められるといった従来のディスプレーにはない特徴があり,テレビ放送を視聴するための将来の端末として期待されている。

研究所の動き

  • 次世代の放送衛星の放射電力制御技術 PDF ↓概要

    概要
    スーパーハイビジョン(SHV:Super Hi-Vision)を放送するためのメディアの1つとして21GHz帯衛星放送システムが考えられている。当所では,21GHz帯の衛星に搭載するアンテナなどの機器の研究・開発を進めている。
  • 音声認識を用いて字幕を付与するための話者適応化技術 PDF ↓概要

    概要
    聴覚障害者や高齢者など多くの方が楽しむことのできる字幕放送の拡充を目指して,生放送番組に字幕を付与するための音声認識の研究を進めている。

発明と考案

  • 2013年 3月~4月 PDF

論文紹介

  • 論文紹介 PDF

  • 研究会・年次大会等発表一覧 PDF