No.682010/11

翻訳用例提示システムを15言語に拡大し運用開始

現場で使われている翻訳用例提示システム
 NHKでは、日本語を含めて18の言語でラジオ国際放送NHKワールド ラジオ日本の放送を行っています。この放送を支えているのが各国語への翻訳技術です。ニュースは毎日、日本語から英語に翻訳され、さらにアラビア語、スペイン語など他の言語に翻訳されています。これらの翻訳作業の支援を目的として「翻訳用例提示システム」を開発しました。このシステムの特徴は、入力した単語や言い回しから類似文例をすばやく検索して提示することです。すでに2000年から運用している翻訳用例提示システムは、日英翻訳のみの対応でしたが、2010年3月末から、新たに14言語での運用を開始しました。これにより英語とあわせて、15言語への翻訳が効率的に行えるようになりました。多言語化に向けての課題は、類似文例の検索に必要な多言語辞書の入手が困難な点です。今回、各言語の記事データベースを統計処理することで、辞書なしでも名詞・動詞・形容詞(内容に意味を持つ単語)の特定が可能になり、多言語の類似文例の検索が可能になりました。



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技研だより NHK放送技術研究所