No.372008/04

高度BSデジタル放送ARIB実証実験

 2007年4月より(社)電波産業会(ARIB)において、2011年以降利用可能になるBSチャンネル(アナログ放送終了後のBS-5, 7, 11chおよびBS-17, 19, 21, 23ch)での利用を主な目的とした新しい放送方式の検討が進められており、NHKはその検討に対して積極的に貢献しています。
 ARIBでまとめられた暫定方式の機能や性能を確認するための実証実験が、2007年11月から2008年2月にかけて、NHK技研およびNHK放送センターで実施されました。実証実験では、NHKが試作した送・受信機を使って、擬似中継器を伝送する室内実験と、(株)放送衛星システム所有の放送衛星BSAT-3aの中継器を伝送する衛星伝送実験が行われました。これらの実験では主に中継器を伝送した信号に雑音を加えて、ビット誤り率を測定する実験が行われましたが、これに加え、擬似中継器を使い、1チャンネル分の帯域を使って、スーパーハイビジョン伝送やハイビジョンの4番組伝送、5.1chのリニアPCM音声伝送などのデモンストレーションも行われ、関係者に披露されました(写真)。

 実証実験の結果から、ほぼ想定した性能が確認されたため、今後、ARIBから総務省の諮問機関である情報通信審議会(情通審)へ審議の内容とともに実証実験結果が報告され、情通審から総務省に、諮問2023号「放送システムに関する技術的条件」(2006年9月)のうち「衛星デジタル放送の高度化に関する技術的条件」に対する答申の一部として報告される見込みです。



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技研だより NHK放送技術研究所