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今から20年あまり前、東海地震が予知できる可能性が明らかになり、さまざまな対策措置がとられました。予知されて警戒宣言が発せられたとき、多数の人に迅速にその情報を伝えるには放送が最も適しています。しかし、受信機に電源が入っていなければその情報を正確に伝えることができません。このため、自動的に受信機の電源を入れて、緊急かつ重大な情報を聞き逃さないようにするシステムが要望されました。1979年の秋にTV放送のみを対象としたシステムが発表されました。一方NHKではラジオ、テレビとも共通に使える方式を開発し、翌1980年2月には実験局を開設して種々の受信状況での伝送特性を確認しました。NHKの開発した方式は、音声の中域の周波数を使うコード信号を用いたもので、確実に受信できるとともに警報音も兼ねられるように工夫されたものでした。その後、この方式に全国の民間放送などの色々な要望に合わせて機能が拡充され、最終方式がとりまとめられました。実際の運用は1985年9月から開始され、16年が経った現在も貴重なシステムとして運用されています。 |