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8スーパーハイビジョン
フルスペック8K制作システム
高精細で動きぼやけが少なく色鮮やかな映像制作を実現
展示概要
8Kスーパーハイビジョンのフルスペック化を目指した制作システムの研究開発を進めています。高フレームレート(フレーム周波数120Hz)に対応した新規開発のフルスペック8Kスーパーハイビジョン制作機器を展示しています。

特長
- 高臨場感・高実物感の映像表現を可能にするフルスペック8K
- フルスペック8Kは、高解像度(8K)、広色域、ハイダイナミックレンジ(HDR)、多階調(12bit)、高フレーム周波数(120Hz)を兼ね備えた、高精細で動きぼやけが少なく色鮮やかな高臨場感映像を提供するテレビジョンシステムです。
- フルスペック8Kの映像表現を支える制作機器
- フルスペック制作機器には高速なインターフェースと映像処理性能が必要です。144Gbpsのインターフェース(U-SDI)※1を備えワイプやディゾルブ※2も可能なライブスイッチャー、文字合成装置、フレームシンクロナイザー※3を新たに開発し、フルスペック8Kでのライブ映像制作を可能としました。
- フルスペック8Kを撮影・記録する装置
- 昨年までに開発した3板式フルスペック8Kカメラ、超小型8K単板カメラに加え、フル解像度8K単板カメラも120Hzに対応しました。またフルスペック8K圧縮記録装置は記録メディアをさらに小型化しました。
今後の予定
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのフルスペック8Kライブ制作実験を目指して、研究および機器開発を進めます。
- ※1 インターフェース(U-SDI):ITU-Rで勧告化された4K・8K信号用インターフェース
- ※2 ディゾルブ:映像を徐々に合成して切り替える効果
- ※3 フレームシンクロナイザー:異なる映像信号の位相をそろえる装置