
高速で安定した速度で放送コンテンツを処理できる並列分散処理システムの開発を進めています。今回、並列処理の遅延発生箇所を特定し、サーバーの並列数や、データの転送量と通信経路を制御することで、コンテンツ処理を安定な速度で行う手法を紹介しています。
スーパーハイビジョン22.2ch音響を簡易に収音するために、音響遮蔽板によって球を立体角に仕切る方式の球形ワンポイントマイクロホンを開発ました。このマイクロホンの概要と、小型化に伴う指向性の劣化を補償する信号処理手法について紹介しています。
インテグラル方式による立体像観視時における奥行き知覚の主観評価実験および眼球の調節応答の測定実験を行いました。奥行き知覚および調節応答が、今回提示した立体像の奥行き位置に追従することを示唆するデーターなどを紹介しています。
東日本大震災では、実験用に試作していた音声認識字幕制作システムを用いてニュース番組の一部で字幕放送を行いました。その時の経験から得られた音声認識字幕制作の課題に対する取り組みと災害報道の音声認識精度の改善を紹介しています。
個人別の番組評価値(見たい度合い)の調査結果と番組内容を記述した言語情報を基に、個々のユーザーの嗜好と、まだ見ていない番組の内容とのマッチングを統計的モデルで計算し、言葉による理由を添えて「見たい」番組を的確に推薦する技術を紹介しています。
高精細で動きのなめらかな画像が得られるカメラの高感度化に向けて、固体撮像デバイス上に積層が可能な高感度光電変換膜の研究を進めています。その際に必要となる、光から生成される信号電荷を低い印加電圧で増倍するための技術を紹介しています。
高速で動作する小型記録装置を目指して、磁性細線中での磁区移動を利用した可動部のない記録デバイスの開発に取り組んでいます。磁区移動に必要な電流値を低減する技術や、移動させた磁区を停止させるための技術を紹介しています。
薄型光ディスクを用いた小型のスーパーハイビジョン記録装置の実現に向けて、高速・大容量記録技術の研究を進めています。現行の4倍の記録密度において、低誤り率で映像データを記録再生するために開発した技術を紹介しています。
ホログラフィーによる将来の立体TVの実現を目指して、超高精細なスピン注入型空間光変調器の研究を進めています。今回、スピン注入型空間光変調器の低電流化が期待できる垂直磁化トンネル磁気抵抗効果素子の開発に成功しました。
将来のシート型テレビと一体化が可能な、薄くて曲げられる音響素子の研究に取り組んでいます。今回、機械的振動を伴わずに音を出せる熱音響効果に着目しました。柔軟性に優れる有機材料を用いたフレキシブル発音素子の試作結果と音響特性を紹介しています。
将来の高精細・高画質テレビの実現を目指して、超多画素ディスプレーの駆動技術を研究しています。現行の技術では走査が困難になるため、新しい駆動技術が必要になります。光波長多重を利用した駆動方法と基本動作の検証結果を紹介しています。
将来の大画面シート型テレビの実現に向けて、酸化物TFTの高性能化の研究を進めています。ディスプレーの大型化・高精細化に向けて、TFTを小型化できるセルフアライン酸化物TFTの作製技術を紹介しています。
将来のディスプレー応用などを目指して、発光素子の指向性制御に着目して検討を進めています。サブミクロンサイズの構造物により、光の指向性を制御する新しいデバイスの理論解析について展示しています。
