36 ホログラム記録の高速再生技術 展示概要
スーパーハイビジョン信号を収録するため、超大容量・高速な記録が可能なホログラム記録技術の研究を進めています。2次元ページデータ※1の読み出し速度を従来比10倍以上にし、データ転送レート※2を高めた実験装置を展示しています。


特長
波面制御による光学的な歪みの高速補償
振動や記録媒体の温度変化や体積変化などで光学的な歪みが発生した場合、再生像が劣化し正確にデータを再生できません。この再生像劣化を補正するため、歪みを補償するように参照光の波面を制御しています。歪みを補償できる波面を求めるには時間を要すため、波面数を大幅に低減できる手法を開発し、2次元ページデータの読み出し速度の向上を図りました。

空間フィルターを最適化し、再生データの品質を向上
記録・再生時の不要な光を遮断する空間フィルターを対物レンズと記録媒体特性に合わせ最適化しました。これにより、記録・再生像の品質が向上し、信号対雑音強度比の高い信号が読み出せるようになりました。
今後の予定
試作したホログラム記録再生装置の高速記録・再生速度をさらに向上し、スーパーハイビジョン信号の記録が可能な装置の開発を進めていきます。
光走査参照光を用いる角度多重ホログラム記録再生原理
※1 2次元ページデータ: 2次元バーコードと同様、デジタル信号の”1””0” を白黒として2次元的に配置したもの
※2 転送レート: 1秒間に記録・再生できるデータの量、単位はbps(bit per second)
※3 PBS (Polarization Beam Splitter) : 入射した光をその偏光成分により分離するフィルター

5月24日(木)から27日(日)午前10時から午後5時まで
展示項目