34 超高精細空間光変調器 展示概要
ホログラフィーによる将来の立体テレビの実現を目指して、超高精細空間光変調器※1の研究を進めています。今回、磁気光学効果※2を利用した新しい超高精細空間光変調器を開発し、ホログラフィーでの立体表示に必要な基本動作を確認しました。


特長
空間光変調器の狭画素ピッチ化による広い視域角※3
世界最小となる画素ピッチ1μmの空間光変調器を開発しました。このデバイスを多画素化すれば、約30°の広い視域角で立体像表示が可能です。

スピン注入磁化反転による高速動作を利用した動画表示
空間光変調器を構成する画素は磁気光学薄膜で形成され、各画素に流す電流方向によって薄膜の磁化方向を制御するスピン注入磁化反転で動作します。スピン注入磁化反転は十nsオーダーの高速動作が可能なため、動画を表示することも可能です。
今後の予定
空間光変調器の多画素化、低電流駆動に向けて、微細化作製プロセスおよび新規材料の開発を進めていきます。

この研究の一部は、(独)情報通信研究機構(NICT)からの受託研究「革新的な三次元映像技術による超臨場感コミュニケーション技術の研究開発」を受託し、長岡技術科学大学と共同で進めています。

空間光変調器によるホログラフィーの基本原理
※1 空間光変調器: 光の状態(強度、位相など)を制御できる微小な光学素子(画素に相当)をアレー配置したデバイス
※2 磁気光学効果 : 物質の磁化に応じて光の偏光方向が回転する現象
※3 視域角: 立体像を見るとき、視点(目の位置)を動かせる範囲の角度

5月24日(木)から27日(日)午前10時から午後5時まで
展示項目