31 インテグラル立体テレビ 展示概要
将来の立体テレビ放送を目指し、インテグラル立体テレビの研究を進めています。走査線8000本級映像システムを適用したインテグラル立体表示装置と、立体映像の視域※1の形状を制御する技術や3次元モデル※2に基づいた立体映像生成技術を展示しています。


特長
インテグラル立体テレビ
特殊なメガネが不要で、観察者が左右だけでなく前後、上下のどの方向に動いても、その位置に応じた立体像を見ることができます。立体像は多数の微小レンズからなるレンズアレーと微小画像(要素画像)により再現されます。

視域形状の制御技術
従来の視域は、水平・垂直方向に等しい形状でした。今回、レンズアレーの配置および光線の広がりを制御することで、所望の視域形状を生成する技術を開発しました。ここでは、垂直方向に比べて水平方向に広い視域を設定したディスプレイを展示しています。

立体映像生成技術
多視点映像から被写体の3次元モデルを生成し、そのモデルから立体映像コンテンツを生成する技術を開発しました。また市販の距離センサーを使って、実時間で3次元モデルを取得し、インテグラル立体表示するシステムを試作しました。
今後の予定
今回開発した技術をベースとして、より高品質な立体映像を生成するための撮影、表示技術の開発、立体映像生成技術の多様化などの研究を進めていきます。

これらの研究の一部は、(独)情報通信研究機構の委託研究「多並列・像再生型立体テレビシステムの研究開発」(2006年度から2010年度、NHK、JVC・ケンウッド・ホールディングス(現(株)JVCケンウッド)、名古屋大学)、同じく委託研究「革新的三次元映像技術による超臨場感コミュニケーション技術の研究開発」(2009年度から2011年度、NHK、東京大学、日立製作所)を受託して進めました。

インテグラル立体テレビの映像生成・表示技術
※1 視域 : 観察者の位置に応じた立体像を見ることができる範囲
※2 3次元モデル : 複数のカメラで被写体を撮影し、その映像から生成した被写体の形状情報と色情報で構成される3次元データ

5月24日(木)から27日(日)午前10時から午後5時まで
展示項目