23 デジタルラジオマイク伝送技術 展示概要
総務省の周波数再編計画に基づき、特定ラジオマイク※1の周波数移行が検討されており、移行先の周波数帯において安定で遅延時間の短い音声の伝送技術が求められています。ここでは、検討中の新たなラジオマイク伝送方式に従って試作した実験装置を展示しています。


特長
安定な受信品質を確保するための伝送技術
伝送方式に誤り訂正符号化されたOFDM※2を用い、空間ダイバーシティ受信と組み合わせることで、舞台セットの壁や天井などからの反射波や、他のラジオマイクからの干渉による影響を従来の方式より低減させることができます。

遅れを小さくする伝送技術
ラジオマイクは、イヤーモニター※3と組み合わせて双方向で使用されることがあり、伝送による音声の遅延時間をできる限り短縮する必要があります。音声信号の圧縮・伸長に要する時間を省略するため、非圧縮デジタル音声信号を伝送し、さらにOFDMシンボルの時間を短くすることにより、遅延時間を従来のデジタルラジオマイクの3分の1程度に短縮しました。
今後の予定
実験装置の伝送特性を詳細に把握するとともに、低遅延のイヤーモニター伝送方式の開発や、周波数利用効率の向上に向けた検討を進めていきます。
ラジオマイクシステムの使用イメージ
※1 特定ラジオマイク: 無線伝送を用いたマイクのうち、使用するためには免許が必要で、放送番組制作や劇場・ホール等での高品質な伝送を目的としたもの
※2 OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing) : 直交周波数分割多重
※3 イヤーモニター: 出演者などに対してミキシング後の音声などを伝送するシステム

5月24日(木)から27日(日)午前10時から午後5時まで
展示項目