20 スーパーハイビジョンの放送局内ネットワーク 展示概要
放送局内のスタジオや映像サーバー、編集室などの間でスーパーハイビジョン信号を伝送する超高速光ネットワークの研究を進めています。今回、72Gbpsの非圧縮スーパーハイビジョン信号を、1本の光ファイバーで2チャンネル伝送可能なシステムを試作しました。


特長
誤り訂正による安定な伝送
HD-SD(I 非圧縮ハイビジョン用インターフェース)信号64本に相当する72Gbpsのスーパーハイビジョン信号に誤り訂正符号を付加して、43Gbpsの光通信規格の信号2本に変換します。伝送路の雑音や歪みで生じる誤りを受信側で訂正できるため、信号を安定に伝送できます。

光時分割多重(OTDM)による172Gbps超高速光伝送
4系統の43Gbps信号を光時分割多重することにより、1本の光ファイバーで2チャンネルのスーパーハイビジョン信号をスタジオ品質のまま低遅延で伝送できます。さらに、電気ルーターに比べて電力消費が大幅に小さい光スイッチによる経路の切り替えも可能としています。
今後の予定
非圧縮スーパーハイビジョン信号の放送局内超高速光ネットワークの実用化を目指して開発を進めていきます。

この研究は、(独)産業技術総合研究所、技術研究組合光電子融合基盤技術研究所と共同で進めました。

この研究の一部は、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託事業「次世代高効率ネットワークデバイス技術開発」を受託して進めました。

放送局内での使用イメージ
※ OTDM(Optical Time Division Multiplexing) : パルス幅を短くした複数の光信号を、時間をずらして重ね合わせることで、より多くのデータを伝送する技術

5月24日(木)から27日(日)午前10時から午後5時まで
展示項目