11 次世代地上放送に向けた大容量伝送技術 展示概要
スーパーハイビジョンなどの大容量コンテンツのサービスを、次世代の地上放送で実現するため、伝送容量拡大に向けた研究を進めています。帯域幅が6MHzのUHF帯の2つのチャンネルを用いるバルク伝送で、スーパーハイビジョンの伝送を実現しました。


特長
UHF帯の2つのチャンネルを用いたバルク伝送
偏波MIMO※1−超多値OFDM※2伝送に、UHF帯の2つのチャンネルを用いるバルク伝送を組み合わせることで184Mbpsの伝送容量を実現しました。これにより、圧縮符号化されたスーパーハイビジョン信号の伝送が可能になります。

FFT※3サイズを大きくすることによる伝送容量の拡大
地上デジタル放送では山岳や建物などによる反射波の影響を軽減するため、ガードインターバルと呼ばれる信号期間を設けています。OFDM信号のFFTサイズを大きくし、信号全体に占めるガードインターバルの時間比率を小さくして伝送容量を拡大しました。

偏波間インターリーブ※4の導入による伝送特性の改善
水平・垂直偏波を用いる偏波MIMO伝送において、偏波間の受信状態の違いで生じるシステム全体の伝送特性の劣化を改善するため、従来の時間・周波数インターリーブに加えて偏波間のインターリーブを導入しました。
今後の予定
地上波を用いるスーパーハイビジョン放送の実現を目指して、偏波MIMO−超多値OFDM技術を基本とする伝送技術の研究開発を進めていきます。
UHF帯の2つのチャンネルを使用したスーパーハイビジョン伝送
※1 MIMO (Multiple-Input Multiple-Output) : 複数のアンテナでデータの送受信を行う無線通信技術
※2 OFDM (Orthogonal Frequency Division Multiplexing) : 直交周波数分割多重
※3 FFT (Fast Fourier Transform) : 高速フーリエ変換
※4 インターリーブ: 誤り訂正符号の特性が十分に得られるように、伝送するデータの配置を交互に入れ替えること

5月24日(木)から27日(日)午前10時から午後5時まで
展示項目