ポスター展示

無線LANの遅延安定化技術

〜ジッターフリーネットワークの実現を目指して〜

有線・無線LAN でタイミングや同期を正確に伝送するために、パケットの遅延変動を抑制するジッターフリー化技術を研究しています。無線LAN のランダムな遅延変動を補償する遅延安定化の技術をデモを交えて展示します。

次世代映像符号化方式の研究

〜スーパーハイビジョンの超高圧縮を目指して〜

高画質なスーパーハイビジョン符号化の実現を目指し、新たに開発した映像符号化の要素技術を従来方式の映像との比較を行いながら展示します。開発した要素技術を用いると、従来の符号化規格を上回る性能の実現が可能です。

この研究は、三菱電機(株)と 共同で進めています。

脳科学的手法による視聴「質」計測の可能性

〜fNIRS※1とEEG※2によるマルチモーダル脳機能計測※3

よりよいコンテンツを制作するために、映像コンテンツが視聴者にどのように受容されているのかを調べる技術について研究しています。その一環として脳科学的手法に取り組み、脳血流反応と脳波を同時に計測することを試みました。

  • ※1 fNIRS(functional Near-Infrared Spectroscopy):機能的近赤外分光法、非侵襲的な脳血流反応計測法
  • ※2 EEG(electroencephalography):脳波、脳の電気的な活動の計測法
  • ※3 マルチモーダル脳機能計測:複数の手法を同時に用いた脳機能計測手法

一定の書式で記述できる文を対象とした高品質な音声合成技術

〜気象通報への応用を目指して〜

音声合成では音の元となるデータベースが必要です。一般に、このデータベースが大きいほど合成音声の品質が向上します。合成対象の文章が一定の書式で記述できる場合に、データベースのサイズを増大させることなく、高品質な音声を合成する技術を開発しました。

高効率HARP光電変換膜

〜究極の超高感度撮像デバイスの実現を目指して〜

超高感度で高画質なカメラを目指して、HARP膜の光電変換効率※1の改善を進めています。新材料からなる感光層とアモルファスセレン増倍層を接合した高効率HARP膜で、可視光全域での80%以上の光電変換効率と安定したなだれ増倍を実現しました。

この研究は、浜松ホトニクス(株)と共同で進めています。

  • ※1 光電変換膜に入射したフォトン1個に対して生成される電荷数の割合

環境振動発電素子のエレクトレットへの電荷蓄積技術

〜環境に優しく、緊急時でも利用可能な小型電源の実現を目指して〜

環境に優しく、緊急時でも利用可能な、光や熱、振動など身の回りのエネルギーを電力として利用するエナジーハーベスティングの研究を進めています。振動で発電する素子の発電量を高めるため、軟X線※1を照射することで素子内のエレクトレット※2に、より多くの電荷を蓄積する技術を開発しました。

  • ※1 軟X線:透過性の低いX線
  • ※2 エレクトレット:半永久的に電荷を蓄積した樹脂

微小磁区の磁気光学観察技術

〜可動部のない高速磁気記録デバイスの実現を目指して〜

可動部のない高速磁気記録デバイスを目指して、磁性細線※1中の微小磁区※2制御デバイスの研究を進めています。今回、そのための要素技術として、磁性細線中の微小磁区をリアルタイムで観察する技術を開発しました。

  • ※1 磁性細線:磁石としての性質を持つ、幅が髪の毛の1/100〜1/1000の細線
  • ※2 微小磁区:磁性材料の中に存在する、磁石としての性質を持つ最小の単位/領域

プラズマディスプレイ用省電力電極材料の特性改善

〜プラズマディスプレイのさらなる省電力化を目指して〜

プラズマディスプレイ(PDP)の省電力化を目指して、動作電圧の低い電極材料の研究を進めています。この電極の製作工程を工夫することにより、この電極材料の課題であった動作速度の遅れを、低い動作電圧を保ったまま減少させることに成功しました。

大電流・低電圧動作の縦型有機トランジスター

〜大画面・高精細フレキシブルディスプレイの駆動を目指して〜

将来の大画面・高精細フレキシブルディスプレイを実現するため、有機トランジスターの高性能化の研究を進めています。縦型チャンネル構造※1と有機半導体の配向※2を制御することにより、大電流で低電圧動作のトランジスターを開発しました。

  • ※1 縦型チャネル構造:トランジスター内の電荷移動を基板垂直方向にした構造
  • ※2 配向:有機分子の並ぶ向き

スピン注入型光変調素子

〜将来の立体テレビ用超高精細表示デバイスを目指して〜

技研が開発したスピン注入型※1光変調素子※2は1μm以下の超高精細表示デバイスに適しています。このデバイスの光変調特性改善に向けた材料開発と駆動電流の低減に向けたデバイス構造の開発について展示します。

この研究の一部は、(独)情報通信研究機構の委託研究「革新的な三次元映像技術による超臨場感コミュニケーション技術の研究開発」を受託して進めています。

この研究は、長岡技術科学大学と共同で進めています。



  • ※1 スピン注入型:スピンのそろった電子を使って磁性体の磁化方向(S極とN極)を制御する技術
  • ※2 光変調素子:光の明暗を制御する素子。技研が開発したデバイスでは、画素の磁化方向で明暗を制御する。

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