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番組はさまざまな情報の宝庫です。単に映像や音声を楽しむだけではなく、番組に含まれる情報の有効利用が期待されています。そこで、知りたいことをテレビに質問するだけで有益な情報を教えてくれるような知的なシステムの実現を目指しています。 人間には「常識」で理解できる簡単な質問でも、機械にはそれを解釈するための特別な仕組みが必要です。そこで、人間が有する一般的な知識や常識を記述することができるオントロジー*技術を用いることにより、人間からのあいまいな質問にも答えられるシステムの研究を進めています。ここでは、野球の中継番組を例に、ユーザーの意図に沿った柔軟な情報提供を行うためにオントロジー技術を利用する手法を紹介します。 |
- 人間の持つ知識・常識をオントロジーとして一定の形式で記述し、それに従って、野球に関する「逆転とはスコアの優劣が今までとは逆になること」などのデータを蓄積することにより、コンピューターで扱えるようにします。
- 野球に関する一般的な知識をオントロジーとして事前に蓄積しているため、ユーザーからの質問文を柔軟に解釈することが可能になります。
- 実際の野球の試合で起こった出来事などを、知識ベースと呼ばれるデータベースに蓄積することで、オントロジーに基づいて解釈した質問に、具体的に答えることができます。
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今後は、野球解説者のコメント、字幕データなどから自動的に知識ベースを作成する手法や、複雑な質問文からユーザーが求めている情報を推定する手法の検討を進めていきます。また、健康、料理などほかの分野のオントロジーを構築することで、情報番組などのさまざまな番組に関する質問にも答えられるような応用を目指していきます。
* オントロジー : 「ホームランは安打の一種である」というような、概念間の関係を明確に記述したものの集まり |
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