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 技研公開TOP > 講演 > セッション2 : 講演2B 「 有機ELディスプレイの研究 」
セッション2

【講演2B】有機ELディスプレイの研究
時任 静士 / 技研 (表示・光デバイス) 主任研究員

概要
 紙のように薄くて軽くて丸められるフレキシブルディスプレイ(超薄型ディスプレイ)が実現できれば、A4サイズの大きさでも容易に持ち運びすることができ、いつでもどこでも地上デジタル放送を視聴できるようになります。当所では、このような将来のフレキシブルディスプレイを実現するための有力候補の一つとして有機ELに着目し、そのフレキシブル化の研究を進めています。
 現在、フレキシブル化が可能で高効率発光する燐光性高分子材料の開発とディスプレイ構造の最適化を中心に研究を進めています。プラスチックフィルム上にこの燐光性高分子を用いた白色有機EL層とカラーフィルターを形成することで、3.6インチのフレキシブルカラー有機ELディスプレイを試作し、動画表示に成功しています。また、高画質表示のために必要な駆動用TFT**として、有機半導体を用いた有機TFTでアモルファスシリコン並みの移動度を得ています。この有機TFTと燐光有機EL素子を用い、世界に先駆けて4x4パネルのアクティブ駆動に成功しました。これらの成果から、「曲がるアクティブ駆動有機ELディスプレイ」の実現が少しずつ現実味を帯びてきています。
*EL(electroluminescence) : 電界発光、 **TFT(thin film transistor) : 薄膜トランジスタ

略歴
時任 静士
時任 静士 ( ときとう しずお )
1987年 九州大学大学院総合理工学研究科助手
1990年 株式会社豊田中央研究所入社
1998年 同研究所 主任研究員
2001年 NHK入局 放送技術研究所 主任研究員
放送技術研究所にて、フレキシブルディスプレイを目指した有機EL、有機トランジスターの研究に従事。

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