サッカー・フランスリーグのルマンに所属するミッドフィルダー松井大輔。移籍した2004年当初は、やせた体型から「プチ・ジャポネ(かわいい日本人)」と呼ばれていた。しかし、その攻撃的なプレーで当時2部だったルマンを1年で1部に昇格させ、2005年には日本人として初めて月間MVPにも輝いた。今では「グラン・ジャポネ(偉大な日本人)」と呼ばれるまでになった。
松井は、早いパス回しが重視される中にあって、1対1の勝負で魅せることを重視するプレースタイルだ。ドリブルで敵陣を切り裂き、トリッキーなプレーで相手を幻惑する。その強烈な個性に、去年、就任したばかりのオシム日本代表監督も松井の名前を挙げて注目した。
しかし、今シーズンはケガに泣いた。試合中の接触プレーで腰を痛めてしまったのだ。復帰してからも以前の精彩を欠いていた。それでも松井は5月に入って、自分のプレーを取り戻し始めた。ゴールやアシストを重ね、チームメイトの信頼も取り戻した。
個性を大切にするフランスサッカーのなかでもまれ成長する松井大輔の今シーズンとプライベートに密着し、その素顔と魅力に迫る。




