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2018年6月4日(月)

出場国を食べ尽くす!食からみるワールドカップ 〜グループC〜

料理を通じて、2018 FIFA ワールドカップに出場する国々をより身近に感じよう!これまでにグループA、Bの8か国の料理を紹介してきましたが、いずれも各国の特徴や伝統があらわれた逸品ばかりでした。


グループCは、4か国のうち3か国がFIFAランキング15位以内(フランス7位、ペルー11位、デンマーク12位:2018年5月17日現在)という実力伯仲のグループ。食からみるワールドカップも混戦となるのか!?

前回までの記事はこちらから
食からみるワールドカップ 〜グループA〜
食からみるワールドカップ 〜グループB〜

最初はフランス。サッカー以上に、その食文化で世界に冠たる強国です!

フランス代表 ステックフリーツ

6大会連続、15回目のワールドカップ出場となるフランス。
ヨーロッパ各国の代表チームが争うユーロ2016でも準優勝を果たしたフランスは、今大会も優勝候補のひとつとされています。

フランス料理というと、日本ではホテルでナイフとフォークを使って静かに食べるイメージ…。フランスに住む人が普段口にしている家庭料理や代表的な料理はどんなものなのでしょう? その謎を解き明かします!


向かったのは、渋谷駅から徒歩3分のところにあるお店。

さっそくフランスの食文化について店長の奥村さんに聞いてみると、フランスでは山盛りでバクバクと食べるのがメジャーとのこと。
この時点で、イメージしていたフランス料理の概念が変わってきます。

日本にフランス料理が入ってきた際、ホテルが最初にメニューとして料理を出し始めたことで、「高級料理」というイメージになったのだそうです。

しかしフランスでは、“肉が食べたい!と思ったら肉を焼いてお皿に盛る”というシンプルなスタイルが主流。肉と魚の食べる割合も、肉の方が圧倒的に多いのだとか。

そんな話を聞くと、つい肉料理を期待してしまいます!


記者:では、フランスを代表する料理を教えてください!

店長:フランス代表として選んだ料理は「ステック フリーツ(※)」です。
日本で言う牛ハラミのステーキですね。
お肉を塩コショウで焼き、ポテトを添えたシンプルな料理です。
そこにマスタードのソースが乗っかっているものをフランスでは昼からバクバクと食べます。
(※…ステックフリットと表記する店もあります。)

牛のハラミを塩コショウで味付け ステックフリーツ 2,500円

出た!期待通りの肉!
ボリュームもたっぷり!見た目も大満足のお料理がやってきました!
一口お肉を食べると、牛ハラミの赤身部分は旨みがぎゅっと凝縮されていて、塩コショウという味付けがまたお肉の味をぐっと引き出してくれます。
しっかりと焼かれていますが、とても柔らかく、噛めば噛むほど旨みが出てきます。
添えられたマスタードソースをつけると、さっぱりとした味に変わります。

と、最後にフランス人スタッフのイブさんが登場。

スタッフのイブさん

イブさん:フランス代表、頑張ってほしいですね。応援しています!ボン クラージュ!

オーストラリア代表 オーシャントラウトのお刺身

4大会連続5回目の出場となるオーストラリア。
移民の国オーストラリアのサッカーの歴史は浅いものの、“サッカールーズ(※)”の愛称で呼ばれるオーストラリアの代表のほとんどが、欧州リーグなど国外のクラブに所属しており、選手個人のレベルが高いチームです。
※…サッカーとカンガルーを合わせた公式ニックネーム

そんなオーストラリア代表の強さの秘密はどこにあるのか?
銀座にあるオーストラリア料理店を訪ねてみました。

お話を伺ったのはシェフの齋藤さん。

シェフの齋藤さん

オーストラリアは移民の国であることから、食にも異文化がMIXされており、広い国土にはたくさんの食材と豊富なレシピがあるそうです。
サッカー同様に国の歴史も浅いため、伝統料理というものはなく、自由な発想でいろんな国の“良いとこ取り”をしながら、作る人も食べる人も食を楽しんでいるんだとか。

そして出していただいたオーストラリアを代表する料理がこちら!

オーシャントラウトのお刺身 1人前 1,800円

タスマニア産のオーシャントラウトのお刺身
綺麗な水で育ったタスマニア産のサーモンは、臭味が全くなく、味がしっかりしていて、オーストラリアが世界に誇る食材だそうです。
こちらはオーストラリア人のシェフが日本のガリにインスパイアされて考案した、ジンジャーとエシャロットのソースがかかっています。


素敵なお皿に彩よく盛り付けられ、見た目も美しくオシャレな料理が運ばれてきました。早速いただきます。
ジンジャーとエシャロットのソースという事で、香りも味も少し強めだと想像していたのですが、どちらも主張が強すぎず、さわやかな風味。それぞれの食材が融合されています。
脂が乗り、甘みのあるサーモンとこのソースが混ざり合う事で、なめらかな味わいの中にアクセントがあり、とろけるサーモンとシャキシャキとしたソースの食感を堪能する事ができます。

齋藤さん: オーストラリアのいるグループCは、強豪チームや久しぶりに出場する国など、接戦が予想されていますが、ぜひオーストラリアに勝ち進んでもらいたいと期待しています!いよいよ始まるワールドカップ、すごく楽しみにしています。

ペルー代表 セビーチェ

1982年スペイン大会以来の本戦参加となるペルー。2000年代に入ってコパ・アメリカではたびたびベスト4に入りながら、ワールドカップ出場は36年間待ち続けたペルー国民。その期待に応えられるのかが見どころです。

ペルー料理を求めて、いざ表参道へ!

ペルーのワールドカップ出場が決まった時、涙を流しながら喜んだというオーナーのアルドさん。代表のユニフォームを着て出迎えてくれました。

オーナーのアルドさん

アルドさんが代表として選んだのはセビーチェ。魚介類をレモン、ニンニク、唐辛子、コリアンダーなどで軽くマリネして、玉ねぎ、さつまいもなどといただく料理です。

セビーチェ1人前 1,850円

アルドさん:このセビーチェは、5人で食事に行っても1人1皿注文するほどペルーの人に愛されている料理で、サッカースタジアムの横でも売られていますよ。

それでは、早速頂きます!

ブリとタコの魚介、そして野菜が盛られています。エスニックな香りが漂うタレが絡み合い、さっぱりとした味わいの中に、にんにくのアクセント。添えられた炒りジャイアントコーンとともに食べると、サクッとした食感を楽しむことができ、香ばしいコーンの風味が鼻を抜けていきます。

一皿の中で何パターンもの味わいを堪能することができる料理です。

アルドさん:12歳の時にスペインで行われたワールドカップのペルー代表戦を見て以来、ずっと待っていました。出場が決まり、仲間と涙を流して喜びました。今でも夢を見ているようです。今大会はファルファン選手に期待をしています。
ペルーの子どもたちは道でサッカーをするのですが、その道が狭いため、ペルーのサッカー選手は小さくて速いパスが得意です。近年の代表チームはその作戦に戻ってきているので、きっと今大会でも良い試合を見せてくれると思います!

デンマーク代表 スモーブロー

2大会ぶり5回目の出場となるデンマーク。
代表メンバーには、イングランドプレミアリーグでも活躍するDFアンドレアス・クリステンセン(チェルシー)やGKカスパー・シュマイケル(レスター・シティ)などが名を連ねる実力国です。

デンマーク料理を求めて訪れたのは中央区京橋。

オープンで居心地の良い空間が広がります。
お話を伺ったのはシェフの及川さん。

シェフの及川さん

及川さん:デンマークは気候的に雨期が長く寒い国です。そのため、サーモンやサバの燻製、ソーセージ、ニシンやビーツの酢漬といった、保存が効くものが多いです。味付けも塩気が強く、濃いめですね。
常にゆとりを持って生活をしているデンマークの人々は、食事にもゆっくりと時間をかけます。一緒に食事をする方との時間を大切にしているんです。

及川さんがデンマーク代表として選んだ料理はスモーブローというオープンサンド。デンマークで100年以上愛されてきている伝統的な料理なんだとか。

伝統的なオープンサンドイッチ スモーブロー 1,300円

パンの上にレタスや玉ねぎ、ジャガイモ、マッシュルーム、ソーセージ、ローストビーフが乗っかっていて、あたたかい特製ソースでいただく料理。
ローストビーフやソーセージなど、様々な具材を赤ワインの酸味とフォン・ド・ボーのコクのあるソースがまとめています。

見た目は「具だくさんのサラダ」ですが、大きなソーセージとローストビーフ、野菜の下にはライ麦パンが隠れているため、想像以上にボリュームがあります。

彩りも鮮やかで、デザインの国デンマークの人々のセンスも感じるお料理です。

スモーブローを分析するとこんな感じ!

及川さん:デンマークの方々はとても陽気な人柄なので、今大会も楽しくサッカーを観戦すると思います。
そして自立心が高く、自分で何かをするパワーにもあふれています。
デンマーク代表選手も、自ら勝ちに行く精神と仲間を大切にする思いやりで良いプレーをしてくれると思います。応援しています!


以上、グループC各国の料理でした!

グループCは、ヘルシーでオシャレな料理が並びました。試合でも華麗なプレーに期待しましょう!

                   
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