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NHKスポーツオンライン

    • 2017年12月27日(水)

    えぇっ!売っちゃう人っているの!?五輪メダルのトリビア8選

 

 ♪ 一番きれいな色ってなんだろう? 一番ひかってるものってなんだろう? 

   ※2008年NHKオリンピック放送テーマソング Mr.Children「GIFT」(作詞 桜井和寿)より

 

 たとえ何色であっても価値があるオリンピックのメダル。勝ち取るまでのアスリートのドラマは様々ありますが、今回は意外と知られていないメダルのトリビアを集めてみました!

 

1.金メダルは銀でできている!


medal-0.jpg製造途中のリオデジャネイロ大会の金メダル

  

 国際オリンピック委員会の規定によると、大きさは、少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリ以上。原材料については、1位および2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であること。そして、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り(またはメッキ)がほどこされていることと決められているんです。
金メダルって純金じゃなかったんですね!

 

 

2.ピョンチャン五輪の銅メダルは原価およそ400円!?


 

 銅といえば10円玉のイメージですが、まさかこんなに破格の値段だとは…! 「メダルなのに本当にそんなに安いの?」と思ってしまいますよね。なぜ原価が分かるかというと、すでにピョンチャンオリンピックのメダルの仕様が発表されているのです!

 

 

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〇ピョンチャンオリンピックのメダル仕様

直径:92.5ミリ 

厚さ:4.4〜9.42ミリ

重量:金メダル586グラム  銀メダル580グラム  銅メダル493グラム

 

〇メダルに使う金属の原価

金メダル(銀580g 金メッキ6g ):約66,000円

銀メダル(580g): 約38,000円

銅メダル(493g):約400円

※2017年11月から12月の相場

 

 

 メダルは開催国が用意するため、大きさは大会ごとに違いますし、その時々の価格変動もありますので、あくまで目安ではありますが、メダルの原価はおおよそイメージしていただけましたか。

 しかし、金メダルがメッキだとしても、銅メダルが400円ほどだとしても、価値=価格ではなく、選手たちの努力の成果。
お次は、メダルの価値は“プライスレス”と言えるエピソードの一つをご紹介しましょう!

 

 

3.銀メダルをオークションに出品した選手がいた!


 

 円盤投げのポーランド代表、ピオトル・マラチョフスキ選手は、努力の末に勝ち取った銀メダルをなんとオークションに出品!でも、その理由が感動的!!

 

 

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 じつは、難病に苦しむ子どもの手術費用を援助するため、メダルを競売にかけて最高額入札者に売却したんです。小さな命を救う銀メダル、「全力を尽くしたが金メダルには届かなかった。だが運命は、私の銀メダルの価値を高めてくれた」との言葉をマラチョフスキ選手はSNSに投稿しています。

 

 

4.銀と銅を半分こ!?「友情のメダル」


 

 それは、1936年のベルリン大会、棒高跳び決勝でのこと。陸上の大江季雄選手、西田修平選手は同じ記録を出し、2位、3位を争う展開に!しかし、長時間の試合に疲弊した両選手は、「日本人同士で争うことはない」と競技の継続を辞退したのです!

 

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 その結果、記録を樹立した順に西田選手が銀、大江選手が銅のメダルを授与しました。しかし、同じ記録なのに違うメダルをもらったことに納得がいかなかった二人は、帰国後にそれぞれのメダルを半分にしてつなぎ合わせたそう。苦楽をともにした同志の、熱い絆が垣間見えますね。

 

 

 

5.参加した全員がメダルをもらえる種目があった! 


  1932年の第10回ロサンゼルス大会のホッケーで、日本は銀メダルを獲得!

 

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  といっても、参加チームは3カ国のみ。決勝で日本を11-1で下したインド が優勝し、日本に2-9で敗れた開催国の米国が3位という結果になりました。というわけで、出場した全チームがメダルを獲得できたのです。

 

 

6.1位に銀メダル!第1回大会で授与されたものとは?


 


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 第1回アテネ大会の銀メダル

 

 

   今では1位の証である金メダルですが、昔は使われていませんでした。1896年の第1回アテネ大会では、優勝者には金メダルではなく、なんと銀メダルとオリーブの小枝! そして2位に銅メダルと月桂樹の冠が授与され、3位には何も与えられなかったそうです。

 

 

7.日本人のメダル獲得 初めてはいつ?どの競技?


 

〇日本初のメダルは「テニス」

 1920年の第7回アントワープ大会にて、テニス男子シングルスで熊谷一弥選手、男子ダブルスで熊谷一弥・柏尾誠一郎選手ペアがそれぞれ銀メダルを獲得! 日本選手として初となるオリンピックメダリストが誕生しました。 

 

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 テニス男子シングルスで、日本2度目のメダルを手にしたのがリオデジャネイロ大会の錦織圭選手。じつに96年ぶりの出来事でした。

 

 

 

〇日本初の金メダルは「三段跳び」

 

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 日本のオリンピック参加5回目となる、1928年第9回アムステルダム大会。陸上競技・三段跳の決勝で、織田幹雄選手が15メートル21を跳んで優勝!オリンピックの全競技で、日本人選手として初となる金メダリストになりました。

 

 

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 織田幹雄さん(1908-1998)

 

 

8.2020年の五輪メダルはすべて家電からつくられる!


 

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 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、2020年の東京オリンピックで、使用済み携帯電話等の小型家電からメダルを製作する「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」を実施することを発表しています。

 

 過去にもメダルの原材料の一部にリサイクル金属が含まれた例はありました。しかし、今回は、日本全国の国民が参加して"リサイクル率100%"のメダル製作を行う国民参画形式。これは、オリンピック・パラリンピック史上初の試みなんだそう! メダル製作は、金・銀・銅あわせて約5,000個を予定しています。わたしたちが使用した小型家電がメダルになるなんて、オリンピックがグッと身近に感じますね!

 

 歴史の長いオリンピックは、ここでは紹介しきれない程のトリビアがたくさん! オリンピックを観戦する際は、ぜひその種目の結果以外にも注目してみてください! まだあまり知られていない面白トリビアが隠れているかも!?

 

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