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第4集 心臓病 ~脳に翻弄される鼓動~ 10月27日総合午後9時

【番組紹介】

世界保健機関WHOが発表した世界の死因の第1位の病「心臓病」。日本でもこの30年間に発症率がおよそ3.5倍に増え、深刻な事態となっています。

心臓は、一生の間に30億回も拍動し、休むことなく全身に血液を送り続けている臓器。その働きに異常をきたすことは命に関わります。私たちは、なぜ心臓病になるのでしょうか? その答えは、進化に隠されています。

およそ2億2千万年前に誕生した哺乳類は、心臓の筋肉を強力にし、その筋肉に血管を張り巡らせたことで、高い運動能力を手に入れ繁栄を勝ち取りました。しかし、人類は700万年前に独自の進化の道を歩み始めたことで、自らの心臓を翻弄する事態を生み出しました。

まず直面したのは、直立二足歩行による重力との闘いです。足に血液が溜まりやすくなり、脳が血液不足になるのを防ぐために、心臓は負担を強いられるようになりました。

さらに、250万年前頃から始まる脳の巨大化は、人類に高度な知性と文明化をもたらした一方、心臓の血管が詰まる心筋梗塞のタネを生み出してしまいました。脳の進化に関わったと考えられる「ある変化」が、皮肉にも心臓に張り巡らせた血管を傷めやすくしていたのです。

進化の代償として抱え込んでいた心臓病の宿命に、どう向き合い防いでいけばよいのか、進化を手掛かりにその答えを探っていきます。