はやぶさ2 ここまでの飛行

探査機「はやぶさ2」は、2014年12月3日、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げられました。

すぐには小惑星「リュウグウ」を目指すコースには入らず、まず、1年かけて太陽を周回して、地球のそばを通過するコースをとりました。

これは地球の引力を使って加速しながらコースを変える「スイングバイ」と呼ばれる航法で、「はやぶさ2」は、このスイングバイを成功させ、「リュウグウ」に向かうコースに入りました。

その後はイオンエンジンを断続的に噴射して速度を上げ、太陽を2周しながら目標の小惑星「リュウグウ」に徐々に近づいていきました。そして、ことし2月。小惑星「リュウグウ」まで130万キロに迫ったときに初めて「リュウグウ」の撮影に成功しました。

6月に入ってからは「リュウグウ」に接近するためエンジンを細かく噴射させて速度を落とし、飛行コースを調整する慎重な作業を続け、6月27日、とうとう「リュウグウ」の上空2万メートルに到着しました。その後は、高度を下げて、地形や成分、さらに重力などの観測を続けてきました。