小惑星に生命の起源?

探査機「はやぶさ2」のこれまでの観測で、小惑星「リュウグウ」の姿が少しずつ明らかになっています。

直径およそ900メートルの「リュウグウ」の赤道付近には、もっとも大きいもので、直径が300メートル前後あるクレーターとみられるくぼみがあるほか、サイズが直径およそ210メートルのものや、直径およそ110メートルの別の大きなくぼみも確認されています。

また、これまでで最も近い上空1000メートルで「リュウグウ」の地表を撮影した結果からは、それまで確認できていなかった大きさ数メートル以下の岩の塊が無数に存在している様子が確認されました。

さらに、「リュウグウ」の地表の温度は、太陽光の当たり具合によって摂氏30度から100度ほどで、地表での探査活動に大きな問題はないことがわかりました。自転の軸が太陽に対してわずかに傾いているため、それぞれの場所に夏の期間と冬の期間が存在し、15か月余りで季節がめぐります。

また、▽地表の様子が13年前に(2005年)初代「はやぶさ」が着陸した小惑星「イトカワ」と似ていることや▽大きさが推定で、100メートルから200メートルある巨大な岩石も確認されたことなどから、「リュウグウ」は「イトカワ」と同じように、他の天体と衝突して壊れた小惑星の破片が集まって誕生した可能性が高いと見られています。