小惑星とは

「はやぶさ」初号機がそのサンプルを持ち帰ったイトカワや「はやぶさ2」が着陸に挑戦するリュウグウは小惑星と呼ばれる天体です。小惑星は今からおよそ46億年前、太陽系が誕生した時に、チリなどが集まってできた天体と考えられています。地球のような惑星はさらにこうした小さな天体が集まって成長したものですが、取り込まれなかったものは小惑星となって残り、太陽の周りを回り続けています。ですから、惑星が誕生する以前の46億年の情報を今に留めている、いわば太陽系誕生の謎を解く「タイムカプセル」です。
一方、こうした小惑星が地球に衝突すると地球の生態系に深刻な影響を与えることがあります。今から6550万年前、現在のメキシコ、ユカタン半島に直径10キロほどの小惑星が衝突し、その影響で恐竜などの多くの生物が絶滅したと考えられています。さらに将来、こうした小惑星を資源として活用しようという構想をアメリカではベンチャー企業などが発表しています。小惑星を直接しらべる「はやぶさ」「はやぶさ2」の成果は世界的にも注目されているのです。