100年に一度とも言われる金融危機が世界を席巻した――。震源地のアメリカはもちろん、EUや日本、中国やインドを含む新興国、ロシアや中東といった産油国……世界のいたるところで、実体経済の疲弊は目を覆うばかりだ。世界各国で競い合うように大規模な公的資金投入が実施され、G20では今後に向けた対策が話し合われることになるが、資本主義システムへの不信は拭えない。
なぜ誰も止められなかったのか―。この事態を招いた原因はどこにあるのか―。
批判の的になっているのは、マネー資本主義の暴走とアメリカの金融政策である。「巨額な成功報酬は行き過ぎだった」「リスクを管理するシステムがなかった」「無策な低金利がバブルを招いた」……。金融当局の責任者や金融機関経営者への追及が、米議会の公聴会や司直の場において続いている。
しかし、このたびの事態をもたらした本質がどこにあり、世界が教訓とすべきポイントはどこにまでさかのぼるべきなのか、その論調は定まっていないのが実態だ。このシリーズは、「マネー資本主義」の正体に徹底的に迫ろうとするものである。
マネー資本主義は、どのように発生し、成長したのか―。
なぜ、世界経済はドルを基軸とするアメリカ依存になったのか―。
市場を過信する思想はいかにして生まれ、誰がスタンダードとしたのか―。
マネー資本主義が駆け抜けた現場を丹念に訪ね、それが20世紀の後半から世紀の変わり目を生き物のように肥大化していったプロセスを、当事者の証言と新資料によって明らかにしていく。そして金融危機に陥っていった誤謬の実態を解明し、未来に向けた教訓は何かを探っていく。
キャスター 松平定知
テーマ音楽 細野晴臣
NHKスペシャル マネー資本主義のテーマ音楽「Smile」は映画「モダン・タイムス」で知られる曲で、チャールズ・チャップリンが作曲したものです。
今回は、NHKスペシャルのために特別に細野晴臣さんがアレンジしてくださいました。
▼原曲「Smile」 チャップリンのモダン・タイムスより
▼アレンジ 細野晴臣
▼歌 アン・サリー
▼スキャット コシミハル
Arranged and produced by Haruomi Hosono, March 28,2009
Vocal : Ann Sally
Piano,Accordion & Scat : Miharu Koshi
Other Instruments by H.Hosono
なお、この曲は、現段階ではCDとしては発売されておりませんが、
アレンジを担当された細野晴臣さんの公式HPに、音楽配信についての御案内があります。
細野晴臣 公式HP
http://daisyworld.co.jp/(NHKのサイトを離れます)