日本の「医薬品」の世界で、インドの存在感が急速に強まっている。去年、東京の日本ユニバーサル薬品がインドのザイダス社に、また大阪の共和薬品がルピン社に買収された。さらに先月、逆に日本の製薬会社が、インド最大手のランバクシー社の買収を発表した。
こうした動きの背景には、インドの製薬産業の急成長がある。
インドの製薬産業は、成分が同じでも製法を変えれば特許侵害にならないという独特の制度の下、欧米の新薬をコピーすることで発展してきた。特許の切れた後発医薬品(ジェネリック)市場でも、コピー薬で培った製造法開発のノウハウを生かしコストダウンを実現。ジェネリックの普及が進む欧米市場に果敢に進出してきた。さらに特許紛争にも強く、アメリカでは新薬メーカーとの裁判を戦うことで、市場を獲得している。
インドの製薬産業の次のターゲットが、今後、1兆円に膨らむとされる日本市場だ。一方、激化するコストダウン競争に備え、日本のジェネリックメーカーの中にも、彼らを頼る動きが加速している。
番組ではインドメーカーの傘下に入った日本の製薬会社を密着取材、ITに並ぶ競争力を持つというインド製薬産業の実力に迫る。
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