世界で軍事ロボットの開発が加速している。米国は、アフガンやイラクでの経験を元にロボット兵器を大幅に導入した「未来戦闘システム」を目指して走り出した。「未来社会の夢」だったロボットが、人間の命を標的にした兵器となる時代が到来した。
この大きな流れの中で、熱い視線を浴びているのが世界の先端を行く日本のロボット技術だ。海外の軍関係者から技術提供の要請も始まった。
軍事ロボットは、センサーやGPS、パソコンなどの民生技術を基盤とする。それゆえ技術拡散の防止が難しく、テロリストに使われる新たな危険も指摘される。現実に武装勢力が、軍事ロボットを入手した事実も明らかになった。
拡散そして軍事転用という新たな脅威にさらされるロボット技術の最前線を描き、危機を防ぐ道はあるのか、日本はどうすべきなのか考える。
≫第1回「あなたの預金が狙われる 国境を越えるサイバー犯罪」
≫第3回「しのびよる破壊 航空機エンジン」
≫危機と闘う テクノクライシス(3回シリーズ)について