放送スケジュール

第1回 次の直下地震はどこか〜知られざる活断層の真実〜

予告動画はこちら

とてつもない破壊力で日本を襲ったM9の巨大地震は、日本列島に大きな地殻変動をもたらし、大地の不気味な動きは、2年たった今も続いている。そんな中で、地震学者たちが危惧しているのが『内陸の地震』だ。原発でも注目されているように、内陸の活断層は、ひとたびずれ動けば、直上の都市や施設にまともに襲いかかり、壊滅的な被害をもたらす。活断層は、推定されているだけでも2000あるが、地震の周期の長さから、メカニズムの解明は遅れてきた。しかし、あの巨大地震が残した膨大なデータが、活断層の研究を進展させ、未知の脅威を次々と浮かび上がらせている。断層のずれ方によって増す破壊力、そして、引き金となる水の存在・・・。内陸の地震が、どこで、どんな規模で私たちの暮らしを襲ってくるのかを読み解く地震学者たちの挑戦が、本格化している。メガクエイク・シリーズ第三弾。3.11後の地震学が解き明かす、“私たちがまだ知りえていない”巨大地震の姿に、最新の科学データを駆使しながら迫る。

第2回 揺れが止まらない〜“長時間地震動”の衝撃〜

2011年3月11日。日本全国に設置された数千の地震計がマグニチュード9.0の地震波形を記録した。あれから2年。波形の解析は進み、あの巨大地震が引き起こした「揺れ」の実態が明らかになってきた。仙台市では、新しい耐震基準の建物や、耐震補強された建物が破壊。長時間にわたり激しい揺れが繰り返し襲う“揺れの波状攻撃”ともいうべき事態が発生し、建物を想定外の破壊に追い込むメカニズムが分かった。揺れは全国に広がり、震源から770km離れた大阪では、超高層ビルを10分以上に渡ってゆっくりと大きく揺さぶった。揺れが大地の中を伝わり大阪平野の地盤で成長、その上の建物に入りさらに成長するという、揺れの恐ろしさも浮かび上がってきた。もし巨大地震の震源が陸地に近ければ、揺れはどのような姿で我々の前に現れるのか。――――私たちはまだ巨大地震の“本当の揺れの恐ろしさ”を知らない。

第3回 よみがえる関東大震災 〜首都壊滅・90年目の警告〜

予告動画はこちら

関東大震災を徹底的に検証し、日本の首都の地下に潜む“プレート境界型地震”の脅威に迫る。1923年(大正12年)9月1日、首都圏を襲った巨大地震・関東大震災。東京市街は火の海となり、10万5千人もの命が一瞬にして奪われた。今年の9月1日はその90年目の節目の命日にあたる。私たちの祖父母が生きた時代の未曾有の災害でありながら、すでに記憶の風化は甚だしい。あの日、どんな揺れが襲い、多くの命がどこでどのようにして奪われたのか。最新の科学的知見や、未整理のまま残されている膨大な映像資料、そして存命する被災者達の証言を徹底的に洗い出し、ドラマやリアルCGなどを駆使しながら「あの日」の完全再現に挑む。更に、もし今、関東大震災と同じ“プレート境界型地震”が首都圏を襲ったときに何が起こるのか。現代の都市が抱えたリスクを科学的に検証する。

第4回 南海トラフ 見え始めた“予兆”(仮)

M9の巨大地震が発生、日本に甚大な被害をもたらすと恐れられている、南海トラフ。ひずみをためながら沈黙を続ける南海トラフが、実は、不気味な“予兆”を発していることが、最新の観測技術で明らかになってきた。地下深くのプレート境界で、岩盤が非常にゆっくりと動く、「スロー・クエイク」と呼ばれる現象だ。四国東部では、ここ数年、急増しているという分析もある。この謎の現象は、巨大地震とどのような関係があるのか。科学者たちは急ピッチで解明を進めている。そして、東日本大震災の1か月以上前から、巨大地震の震源のすぐ東側で、「スロー・クエイク」が発生していたことが明らかになった。巨大地震の引き金となっただけでなく、津波を巨大化させる要因にもなったと考えられ始めている。南海トラフでも、同じメカニズムで、巨大津波が引き起こされる恐れが懸念されるのだ。
メガクエイクIII−第4回は、最新の科学によって見え始めた南海トラフの“予兆”を手がかりに、巨大地震の謎を解明しようと挑戦を続ける科学者たちを追う。