NHKスペシャル MEGAQUAKE 巨大地震U

3・11を境に“地球の地下”で何かが起きている 地震研究の最先進地・日本の挫折 再び格闘を始めた科学は何を明らかにするのか?

NHKスペシャル 全3回シリーズ

放送スケジュール Schedule

第1回 いま地球で何が起きているのか 〜M9.0の衝撃〜

2012年4月1日(日) 午後9:00〜9:49 放送

地震研究先進国・日本を襲ったマグニチュード9.0。最先端の地震学者たちが築き上げてきた自信は、完全にうち砕かれた。しかし今、彼らは深い悔恨を抱きながらも、次の巨大地震に備える新たな挑戦を始めている。その手がかりは、世界でも類を見ない観測網が捉えていた膨大なデータにある。解析が進むにつれ、巨大地震の知られざる発生メカニズムが浮かび上がりつつあるのだ。巨大地震発生の一ヶ月前から本震の震源に向かいながら起きていた無数の微小地震。そして3月11日、宮城沖で始まった地震は、まもなく予想外のプレート境界の破壊によって際限なく巨大化していった。番組では、東北沖のプレート境界で発生した地震が、次々と連動し広がっていった地中のドラマを詳細なデータに基づいてCGで完全再現する。さらに世界で進むGPSデータによる“次の巨大地震”の予測研究の最前線に密着。アメリカ、チリ、そして日本など、世界のプレート境界に潜む巨大地震のリスクに迫っていく。

第2回 津波はどこまで巨大化するのか 〜地球の記憶は警告する〜

2012年4月8日(日) 午後9:00〜9:49 放送

どこまで津波は巨大化するのか、そして次のリスクはどこに潜んでいるのか。東日本大震災から1年、世界の津波研究者たちは、今回得られた津波のデータや過去の巨大津波の痕跡=“地球の記憶”を手がかりに新たな闘いを始めている。東北を襲った津波の詳細な分析から明らかになってきたのは、地震が複雑に・時間差で連動していくことで、津波が増幅していく巨大化のメカニズムだ。また、過去の津波の堆積物や巨大津波石の調査からは、世界各地で今回と同じような超巨大津波が数百年の周期で発生していることもわかってきた。この地球の記憶が警告しているのは、「世界は巨大地震が連鎖する“活動期”に突入したのではないか」という可能性だ。次々と明らかになる巨大津波の新たなリスクにどう備えるのか。世界の第一線の津波研究者たちに密着し、その最新の研究成果を紹介。数十万通りのシミュレーションから巨大津波の「最悪のシナリオ」をあぶり出し、特撮CGによって想定外の被害を詳細に描き出す。

第3回 "大変動期" 最悪のシナリオに備えろ

2012年6月9日(土) 午後9:00〜10:13 放送

東日本大震災を境に、各地で様々な異変が続いている。東北が中心だった余震が南へ移動し、首都圏の直下で頻発。また、活火山の中には発光現象などが観測され、活動が活発化した可能性を指摘されるところもある。「日本は今、長いサイクルで繰り返されてきた“大変動期"に入ったのではないか」という見方も生まれている。
 そうした中、最新の科学は、今回の地震が残した膨大なデータを手がかりに、次の巨大地震や大災害を読む研究を加速させている。首都直下地震が危惧される東京。多くのプレートが重なりあう複雑な地下構造が明らかになり、複数のリスクがあることが、浮かび上がってきた。どこに、どんな規模の地震の可能性があるのか、詳細な調査が始まっている。さらに、300年間沈黙を続けている富士山。最新の研究から、直下にある“マグマだまり"が、巨大地震による地殻変動や余震によって“変形"を起こしている可能性が浮かび上がってきている。
番組では、最新のシミュレーションとCGにより「最悪のシナリオ」を描き出す。日本に住む限り逃れられない巨大地震と火山噴火にどう向き合っていけばいいのか。最新の予知研究も紹介しながら考えていく。

第3回 インサートドラマ「そのとき、どうなる?」

東京下町で暮らす28歳の沙織(木村文乃)。

保険会社で地震保険を担当する彼氏、大樹(田中幸太朗)が、初めて両親(斉木しげる・円城寺あや)に挨拶に来る大切な日。

しかし、話は意外な方向へ。

「首都直下地震」や「富士山噴火」。
家族の前で、大樹の口から次々と飛び出す“最悪のシナリオ”。

最初は、やきもきしていた沙織だったが・・・。