21世紀 日本の課題 飲み水の安全をどう守るのか
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高度浄水処理を導入した大阪市の柴島浄水場
問い合わせメモ

出演者

〈キャスター〉
杉浦圭子アナウンサー
齋藤宏保NHK解説主幹

〈リポーター〉
伊藤雄彦アナウンサー
鹿島綾乃アナウンサー

〈ゲスト〉
眞柄泰基さん
(北海道大学・教授:水道工学がご専門です)


【鉛管(えんかん)について】

○番組で紹介した神奈川県企業庁水道局について

神奈川県企業庁水道局が給水しているのは
相模原市、城山町、津久井町の一部、相模湖町、藤野町の一部、逗子市、葉山町、鎌倉市藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町、平塚市、小田原市の一部、大磯町、二宮町、大和市、綾瀬市厚木市、愛川町の一部、海老名市、伊勢原市、箱根町の一部
※横浜市、川崎市は別の水道事業体になります

○鉛の人体への影響について

WHOなどの調査によって、高い濃度で鉛が含まれている水を飲み続けた場合、胃腸障害、不眠、頭痛などの影響があると指摘されました。厚生労働省によると、水質基準以下の濃度ならば、体内に蓄積されることなく排出されるので健康への影響はないとしています。

○自分の家に鉛管が使われているかどうかを知るには?

自分の家の水道管に鉛管が使われているかどうかについては、担当の水道局の営業所で給水台帳を見せてもらえばわかります。なお給水台帳を見るためには、本人であることを証明するものが必要です。他にも営業所によって確認の方法が異なりますので、まずはお問い合わせ下さい。
また、平成元年以降に新築された建物に関しては、鉛の溶け出す水道管の使用は禁止されています

○対処について

水道水に鉛が溶け出す濃度は、鉛管の長さ、鉛管の中に水がとどまっている時間などで異なります。
多くの水道局では、朝一番など、長い間水を使わなかった場合には、バケツ1杯くらいの水は飲用に使わず、他の用途(水洗トイレ1回など)に使うように勧めています。

○鉛管を取り替えるには

鉛管の取り替えは、私有地部分は一般的に所有者の負担となります。ただし、負担の分け方は事業体によって異なるので、地元の水道局へお問い合わせ下さい。
取り替える際には、水道局に相談すれば指定業者などの紹介を受けることが出来ます。


【トリハロメタンについて】

○トリハロメタンとは

トリハロメタンは水道水の原水の中に含まれる、ある種の有機物と、浄水場で使用する塩素が化学反応を起こして発生するものです。WHOによって、発ガン性が指摘されています。高い濃度でトリハロメタンが含まれている水を長期間飲むと健康への影響が指摘されています。水質基準を下回る量のトリハロメタンならば、健康への影響は指摘されていません。
平成13年度の場合、水質基準を上回るトリハロメタンが検出されている水道事業体は全国で一つもありません。

○親水性酸とは

親水性酸自体は無害で、発ガン性はありません。親水性酸を含む川や湖に生息する魚や鳥などにも影響はありません。バクテリアが有機物などを分解する際、その代謝によって生まれると考えられます。下水処理場だけでなく、バクテリアが分解をしている所では発生していると考えられます。この親水性酸と塩素が化学反応を起こした場合に、トリハロメタンが発生します。