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2015年8月7日(金)
午後10時00分~10時49分総合
ベトナム、湾岸、アフガン、イラク・・・。戦争の度に繰り返されるプロパガンダ。その原点が、実は太平洋戦争にあることを示す貴重な資料が明らかになった。海兵隊が戦場で撮影したおよそ2000本、300時間のカラーフィルム、当時のプロパガンダ映画制作のための全素材だ。さらに、米軍が検閲を行い「国民の目に触れさせるべきでない映像」を封印していたことを示す資料と、その映像自体も独自に入手した。それらをデジタルリマスター化により、高精細のカラー映像で、初めて戦場の現実をありありとよみがえらせることが可能になった。国家は戦争をどう切り取り、封印してきたのか。発掘した極秘資料や映像、そして、最後の生き証人である元カメラマンや検閲担当者らの証言から、脈々と続く戦争プロパガンダの起源を追い、その「光と影」、そして、それが国民に何をもたらすのかを詳らかにする。