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大アマゾン 最後の秘境

“探検隊長” 藤岡 弘、「体が喜ぶ!」大興奮トーク!!

第1集・第2集が大きな話題となった、NHKスペシャル「大アマゾン 最後の秘境」。NHK_PRでは、第3集「緑の魔境に幻の巨大ザルを追う」の放送に先がけて、アマゾンを知り尽くした“探検隊長”藤岡弘、さんへの突撃取材を敢行しました!

聞き手として藤岡さんに“挑んだ”のは、NHKが誇るアマゾン通にして、第1集の現地取材も担当した岡部 聡チーフ・ディレクター。2人がその目で見て、肌で感じた、アマゾンの“魅力”と“驚異”とは?

岡部聡チーフ・ディレクター(左)

藤岡流、アマゾンで生き抜くために唯一、大事なこととは?

岡部聡チーフ・ディレクター(以下・岡部)
藤岡さんは「藤岡弘、探検隊」で何度もアマゾンに行かれていますよね。
藤岡弘さん(以下・藤岡)
訪れるたびに「我々の知らない世界が、まだまだたくさんある」「自然は実に恐ろしく、本当に奥が深い」という事実を痛感させられました。大げさではなく、一瞬で生死が分かれるし、実際にさまざまな体験をしてきたので……。
岡部
どのような体験か、聞かせていただけますか?
藤岡
食用になりそうなカエルがいたので捕まえようとすると、現地のガイドに「触ったらアッという間に死ぬぞ」と言われました。日本人にとってカエルはカワイイ生き物で、食用にもされますが、そんな常識が覆されましたね。ほかには、すごくキレイな巻き貝を見つけたので拾ったら「微生物が体内に入ったら死ぬから捨てろ!」と怒鳴られたり、未開の地で暮らす原住民にいっせいに弓矢を向けられたり……。
岡部
危険な貝のことは初耳です。気をつけます。一番危ないと思ったのは何でしたか?
藤岡
アマゾンでもっとも恐ろしいのは猛獣だと思っていましたが、原住民は「アリが怖い」と言うんです。そんな概念はまったくありませんでしたが、「アリはゾウすら倒す」と言われているそうで、アリによって全滅した村もあるようです。実際、ぶら下がっている果物を採ったら、その上にいたアリが塊になって自分の上に落ちてきて、一瞬で腕が血だらけになりました。水に入れば取れるのですが、川にはピラニアがいるから入れない(笑)。毒アリというのもいますし。目から鱗(うろこ)が落ちる体験を何度もしてきていますよ。
岡部
そのような“命の危機”は、どうやって回避してきたのですか?
藤岡
その答えはひとつ、「経験知」ですね。初めて起こること、予測できないことへの対応力・適応力は「経験」からしか身につきません。文明の発達した都会で生活する我々がアマゾンの大自然に最初から対応できるはずはありません。その点、現地に住むガイドやスタッフは、音や臭いなどで危機を感知できます。初めは彼らから教わり、自分で「経験」して「知恵」「知識」に変えていく──これしか方法はないですね。アマゾンでは、一瞬で環境が変化していきますから。
岡部
たしかに、短時間で“天気”ではなく“気候”が変化すると言っても過言ではないですよね。
藤岡
突然、動物たちが移動をはじめたと思ったら、快晴だったのにスコールが降ってくる。それによって川の流れが変わるほど極端に水かさが上昇し、すぐ近くに雷が落ちる──これがアマゾンの“日常”です。時間帯でも環境は大きく変わりますね。昼間はまったく目につかなかったのに、日が暮れてくると、川岸にワニの真っ赤な目がたくさん見えるんです。夜、水を飲みにくる動物を待っているのですが、人間が水を汲みにきて…「ガブリ!」ということも起こりえます。アマゾンの生き物たちにとって我々は“エサ”ですから(笑)。

挙げだしたらキリがない、未知なる生命との遭遇体験

岡部
第3集ではタイトルのとおり、幻のサル「モノス」、つまり「UMA」(未確認動物)を1年半にわたって捜索しました。藤岡さんもアマゾンでたくさんのサルと遭遇した経験があると思いますが、もっとも記憶に残っているのは、どんなサルですか?
藤岡

本当にたくさんのサルと出遭いましたが……やはり「白いウアカリ」ですね。新種のサルを見つけた経験を持つ方に同行してもらい、実際に遭遇しました。顔が真っ赤で、真っ白な毛並みが見事で、感動しました。探し始めて1日目で見つかり、「普通は1週間〜10日あっても見つからないのに!」と驚かれましたが、私はよく、“運”を持っていますね、と言われるんです(笑)。もちろん、探索した場所までたどり着くのに1週間かかっていますが!

ほかにも、「ナマケモノが川を泳ぐ」という事実はあまり知られていませんでしたが、実際に泳いでいるところを目の前で見たり、「運が良ければ見られるかも」と言われているピンクイルカと初日に出遭ったり……。思い起こせば、命の危機と同じくらい、未知なる生命との遭遇体験もありますね。

ウアカリ ※『大アマゾン 最後の秘境第3集 緑の魔境に幻の巨大ザルを追う』<6月12日(日)総合 後9:00放送>より

岡部
実際にアマゾンに行かれて、朝昼晩とさまざまな鳴き声や物音が聞こえてくると、やはり、今まで見たことないものが棲息(せいそく)しているのではないかという、予感のようなものはあったのでは?こうして日本にいると、未知の生物がこんな科学の時代にいるはずがない、なんて思ってしまいますけれど、アマゾンに滞在していると信じられるというか。
藤岡
私はね、いてもおかしくないと思います。何が起きてもおかしくない世界というか、起こり得る世界がアマゾン。不思議な神秘に満ちたところですよね。
岡部
6月12日放送の第3集は“幻の巨大サルを探し求める”という回なのですが、そういうのはいると……。
藤岡
巨大サルの話は聞いたことありますね。「自分のおじいさんが昔、巨大サルを見たと言っていたらしい」という話とか。人間ともサルともつかない大きな生き物を見て、逃げ帰ってきたという噂話が残っている。もし巨大サルに出遭ったら感動ですよね。
岡部
現地でインタビューすると、「1m80cmあった」とか「昔獲ったことがあって、担いで帰ったら、その生き物の脚が地面についた」とか言うんですよ。嘘とも思えません。
藤岡
本当にいるんじゃないかと思います。実際に足跡があったりして、大きいし。いないと断言することはできない……いや、いると思いますね。探すのには大変な危険を伴うでしょうけれど。

また行きたくなる、魅惑のアマゾン!

藤岡
アマゾンの長期の探検では、食べ物は持っていたものだけでは足りなくなります。たんぱく質をとるために、アマゾンンの魚をだいぶん食べました。淡水魚なんですが、けっこうウマイんですよね!特に驚いたのはピラニア。スープにしてライムをたっぷり絞るとおいしいですね。岡部さんも、ピラニアは食べられたのでは?
岡部
きれいな水に棲息しているピラニアは、刺身でも食べられますよ。
藤岡
刺身ですか! それは驚きだなぁ。微生物とかそういうのは大丈夫なんですか?
岡部
泥水に棲んでいるのはダメですが、水がきれいなら大丈夫です。

ピラニアを釣り上げた岡部チーフ・ディレクター。めっちゃ笑顔!

藤岡
ほかには、ピラルクーがおいしかったです。煮付けにしました。ちょっと脂身があってね。肉が分厚いのは食べにくいんですが、味はいいです。
岡部
ヨーロッパ人は、ピラルクーをタラの代用品として使うんですよね。ポルトガルではタラの塩漬けが有名な郷土料理なんですけど、ブラジルにタラはいないのでピラルクーを塩漬けにしたら「同じような味がする」って。
藤岡
アマゾンには、また行きたい気持ちがありますね。机上の論理では物足りなくて、行動・実践することで“体が喜ぶ”のがわかるんです。想像を絶する地域はたくさんあると思いますが、アマゾンは特にそう。入ってはいけないエリアがたくさんある……ということは、まだ知られていない事実もたくさんあるということですから。
岡部
第3集、そして第4集で取り上げているのは、まさにそういう世界です。ネタバレになってしまうので、詳しくはお話しできませんが……きっとご期待にそえるはずです。6月12日の放送、ぜひご覧になってください!

今回の取材の模様を動画でも配信予定!

ワタクシ、世界を旅する〔PR81号〕も取材に同行しましたが、藤岡さんの経験の豊富さと臨機応変な対応力には舌を巻きました。それに共感し、実体験とともに“打ち返す”岡部チーフ・ディレクターの「経験知」も、さすがの一言に尽きます!

今回の取材の模様は、動画でも近日公開予定。経験者でしか知り得ない“真のアマゾン”をもっと知りたい方は、ぜひご覧ください!

そんなアマゾンが大好きな藤岡弘、さんは現在、大河ドラマ「真田丸」に本多忠勝役で出演中。戦国時代でのサバイバルもお楽しみに!

大河ドラマ「真田丸」番組公式ホームページはこちら
http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/

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