触角銀河

  • 触角銀河、アンテナ銀河、NGC4038/4039
  • 距離:約6300万光年
  • 種類:不規則銀河、衝突銀河
  • 星座:からす座

 触角銀河は、2つの銀河が衝突し変形している状態にある。
 広角の画像では、2本の腕状構造が、まるで昆虫の触角のように左右に伸びている様子が判り、「アンテナ(触角)銀河」と呼ばれるゆえんである。これは衝突中の2つの銀河の相互作用によるもので、伸びた触角の部分は、衝突によってもとの銀河から投げ出された恒星やガス、塵などであろうと考えられている。
 一方、二つの銀河の中心核は合体し、やがて、一つの大きな銀河になる、と考えられている。銀河の内部では、衝突による衝撃波でガスが強く圧縮されるため、活発に星が誕生している。一般に生まれたての大質量星は青白く強烈に輝くが、触角銀河も大量に生まれた若い星々の光で青い色を帯びている。
 宇宙空間では銀河同士の衝突は稀なことではない。私たちの銀河系も将来アンドロメダ銀河と衝突する可能性があり、その際には触角銀河と同様に大きく変形し、たくさんの恒星が誕生すると予想されている。