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大雨・浸水へのそなえ~身を守るためにすべきこと~

近年、日本では夏に突発的に局地的な大雨が発生し、各地で大きな被害をもたらしています。大雨や浸水による被害を最小限にとどめるため、あらかじめ危険な場所を把握しておくことが大切です。そこで今回は、水災害が発生しやすい場所と、万一のときに備えた身を守るための方法をご紹介します。

大雨が予想されるときは川に近づかない!

河川

大雨・洪水による被害は各地で発生しています。
1999年8月には神奈川県・玄倉川(くろくらがわ)の川原でキャンプをしていた人々が増水した川に流される事故が起きています。

キャンプのときには草木が生えていない川原を選びがちですが、草木が生えていないのは「増水時に、そこが流れに洗われるため」です。川原でキャンプをするときは、万一の場合を想定しておくことが大切です。

大雨が降ったら水辺から離れて、警察や消防の指示に従い早めに避難してください。

橋とその周辺

急に雨が降っても、橋の下で雨宿りをしてはいけません。急激な増水の恐れがあり、実際に小学生らが流される事故も発生しています。 また、大量の流木が橋に引っ掛かって流れを阻害し、最悪の場合には橋自体が流れてしまうこともあります。

避難が遅れると水深と流速が増し、被害に遭うリスクが高くなります。水辺から離れた高い場所に早く移動しましょう。ります!

屋内でも危険な場所を確認しておく!

家屋とその周辺

川や崖の近くに建っている家は、浸水や土砂流入の可能性もあるので早めの避難が必要です。また、玄関ドアの前に水がたまりやすい構造になっている場合、ドアを開けることができなくなる恐れもあります。事前に自宅からの避難経路を確認しておきましょう。

川から離れていても、住む地域の地形や道路の状況によっては床上・床下浸水が起こる場合があります。

家屋とその周辺

地下街や地下駐車場は、浸水よりも、出入口から階段や斜路への水の流れが避難を困難にします。

出入り口の高さを30センチ超えて水が流れ込むと、階段や斜路上での流速は毎秒3メートル以上となり、流される可能性があります。水が流れ込んでいる出入り口からの避難はやめましょう。

自動車が浸水したらすぐ外へ!

エンジンが止まるのは水深30cm

水深が30cmに達し、エンジンが止まってしまったらすぐに自動車の外へ!

エンジンが止まり、その後水深と流速が増すと自動車から脱出できないまま、自動車ごと流される場合があるからです。

脱出するには、小さいドアの方が開きやすいため、運転席よりも後部座席のドアの方が開く確率が高くなります。

水没した車からの避難実験の様子

セダン車の場合、路面からの水深が約60センチ(ドア下辺から30センチ)を超えると成人男性でもドアを開けての脱出は困難です。ワゴン車のようなスライド式のドアになると、さらに開けにくくなります。ドアの大きな自動車、車高が低い自動車は要注意です。

窓ガラスを割って脱出

水圧でドアを開けられない場合は、先のとがった特殊なハンマーで窓ガラスを割って脱出してください。

このようなハンマーを常備していない場合は、座席のヘッドレストを使いましょう。
ヘッドレストの下の金属部分2本のうち1本をドアとガラスの隙間に差し込み、強く手前に引いてガラスを割ります。
ヘッドレストがない場合は、傘などのとがった金属部分でガラスを割ることも可能です。

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