今回のゲスト:  ピーター・ファレリーPeter Farrelly アメリカ出身の映画監督 1956年生まれ主な監督作ジム・キャリーはMr.ダマーメリーに首ったけ2番目のキス
Eテレ 2019年3月14日(木)の放送内容

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〜K's Interview〜

『グリーンブック』
今回のゲスト
guest
ピーター・ファレリーPeter Farrelly
アメリカ出身の映画監督 1956年生まれ
主な監督作
ジム・キャリーはMr.ダマー
メリーに首ったけ
2番目のキス
今年度のアカデミー賞で、作品賞・脚本賞・助演男優賞(マハーシャラ・アリ)の3部門で受賞。
1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ピアニストと白人ドライバー兼用心棒の一風変わった旅を描いた、実話をもとにした物語です。
Kazuo:
Congratulations on the Oscars. How does it feel?
アカデミー賞受賞、おめでとうございます。今のお気持ちは?
Peter Farrelly:
You know, I got to be honest, it's still sinking in. It's like ... it's hard to believe. When we started this movie, it never even occurred to me Oscars – because that's not what I do. My movies don't get ... they don't get awards. And I'm okay with that. But I never wanted awards, I just wanted to be able to make movies.
正直言うと、まだ実感がわかないね。信じがたいですよ。この映画を作り始めたときは、アカデミー賞なんて考えもしなかったし、そんなガラじゃないからね。私の映画は、賞とは無縁。そのことは、別にいいんだ。賞を欲しいなんて思ったこともないし、ただ映画が作りたかっただけだしね。
ファレリー監督は、1994年に「ジム・キャリーはMr.ダマー」で監督デビューして以降、「メリーに首ったけ」「愛しのローズマリー」など、ちょっと過激なコメディー映画の監督として知られています。しかし、今回の「グリーンブック」では、これまでと少し違うアプローチで臨んだそうです。
Peter Farrelly:
Most of my movies, they have been broad comedies. And there is a lot of jokes in them, and we go for jokes. But this movie, I said in the beginning, I'm not going to ... no jokes. Any humor is going to come from their relationship. It has got to be organic. It has got to be real. We wrote it as a drama, but they are like an odd couple. Period. And there is natural comedy in that. We didn't have to look for it. It was there all the ... it was just there for us.
私の映画のほとんどは、わかりやすいコメディーです。たくさんのジョークが入っています、ジョークが好きなんですよ。でも、この映画は、ジョークは無しだって最初に宣言したんですよ。今回のユーモアは、2人の関係から生まれるもの。自然でリアルなものじゃないとダメなんです。ドラマとして脚本を書きましたが、彼らはおかしなコンビです。まさに。そこには、自然にコメディーが生まれるんです。あえて笑いを作る必要はなかったんです。そこには、笑いがあったんですよ。
There is a lot of race related stories out there that are very, very painful from beginning to end. And this one wasn't, because I think like most of life, even in the toughest times, there is a lot of humor.
人種問題を扱った物語はたくさんありますが、最初から最後まで、とても辛い話ばかりです。この映画は違います。だって、人生と同じように、どん底でも多くのユーモアがありますからね。
Kazuo:
What do you hope that audiences take away from "Green Book"?
観客には「グリーンブック」から、どんなことを感じてもらいたいですか?
Peter Farrelly:
There's still hope. Really, in our country, in the United States right now, it's pretty divided. And sometimes it feels hopeless. And when I heard this story, I realized if these guys could get along, we can all get along. The main thing is you have to talk. You have to talk to each other. And you find out that you have a lot in common.
まだ希望はあるということ。本当に、アメリカは、今、とても分断されています。時々、希望なんてないとすら感じます。この物語を聞いたときに、気がついたんですよ。この2人が仲良くなれるのであれば、我々(アメリカ人)もみんな、仲良くなれるのだってね。大事なことは、話し合うこと。お互いに話し合うことが必要なんです。そして、我々には、共通点があるということを見つけるんです。

※収録したインタビューから抜粋し、内容に適した日本語訳とともに記載しています。また、テレビで放送された日本語訳とは言い回しが異なる場合もあります。

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