まちキラ！LUNA SEA 真矢さんオススメ秦野の魅力

秦野と言えばこの方、はだのふるさと大使のLUNA SEAの真矢さんです。秦野の魅力、何だと思いますか？

いい意味で懐かしい。秦野を離れて東京に住んでいるんですけど、いまだに大好きでいられる所です。

真矢さんは、去年、はだのふるさと大使に就任しました。どんなお仕事をしているんですか？

小さい頃から祭り囃子をしていたんで、秦野の伝統な祭り囃子とか、そういうお祭りを盛り上げていければなと思っています。

秦野は、いろんなお祭りがありますよね。小さい頃から、太鼓をたたいていたんですか？

秦野の町内会の太鼓で始まったんですけど、秦野には、ものすごく大きいお祭りがいっぱいあるんで。

秦野は、どんな思い出がありますか？

盆地なんで山に囲まれている。そして、本当に四季が感じられる。夏暑くて、冬が寒い(笑) そして、春は桜がすごくて、紅葉もきれい！日本のいいとこ取りみたいな感じなんですよね。  

秦野は丹沢の恵みの中で発展してきた街なので「おもしろい、楽しい、表丹沢」ということを「OMOTAN」(おもたん)というキャッチコピーで表丹沢の魅力をアピールしていこうと市も取り組んでいます。

4月下旬には「秦野丹沢まつり」が開かれて、山開きもしているんですよね。

2024年は２日間で5万5,000人が市内外から来て盛り上がりました。山開き式が行われて、これから登山のピークの時期が始まるというイベントです。集中登山で1000人ぐらいが２チームに分かれて、いっせいに登山に駆け出す、そんなイベントです。

アルプホルンの演奏があったり。秦野の人が作詞作曲した「丹沢讃歌」をみんなで歌ったり。山そして音楽どころでもあるんですね。

秦野の人は、秦野がみんな大好きだよね。

その筆頭が真矢さん、地元愛の塊で。

真矢さんは山登りっていうと何かありますか？

幼稚園の頃ですね、幼稚園の裏に弘法山(こうぼうやま)と権現山(ごんげんやま)があったんで遠足で登ってました。秦野は幼稚園児が登れるぐらいの山から本格的な山まであるんですよね。360度、山で囲まれていますので。

本格的な登山が不安な人も低山ハイキングができます。真矢さんが言っていた弘法山は標高240mぐらい。弘法山・吾妻山(あずまやま)ハイキングコースがあって、どっちから登っても帰りに温泉が楽しめます。4月後半は富士山を背景にネモフィラが撮れます。夜景と富士山とネモフィラの組み合わせもきれいですよ。

ZARDの坂井泉水さんが、秦野ゆかりの人ですね。

小田急線の渋沢(しぶさわ)駅、ZARDの曲がかかるんです。「負けないで」もかかるんですね。

いいですね。デビューがZARDさんがちょっと先だったんです。僕も秦野出身ということで、すごく誇らしいですよね。

同じ時代を秦野から音楽シーンを駆け抜けているんですよね。LUNA SEAのメンバーも４人が秦野の出身なんですよね。

5人中4人なんで秦野出身と言っていいんじゃないですかね、ほぼ。

秦野出身のバンドであると(笑)  

「はだの桜みち」という県道は、約6.2kmの700本のソメイヨシノの並木、県内一長いソメイヨシノの並木としてアピールしています。桜のトンネルになります。

秦野市では、これからさらに桜で推したいと考えているそうですね。

蓑毛(みのげ)地区に、日本三大桜の岐阜県にある淡墨桜(うすずみざくら)、その子孫を地元の人が庭に植えています。とても珍しい品種です。地元の人たちがそこにタイミングが合うように菜の花畑を作ってライトアップもして一般公開をしています。

塩漬けの加工所には、たるがいくつも並んでいます。たるの中には、前の週に摘み取った桜を、塩と梅酢と一緒に漬け込んで１週間ほど寝かせています。濃い鮮やかなピンクの花がぎっしり詰まっています。それを皆さんが漬けかえています。

加工場の代表の加藤菊恵(かとう・きくえ)さんです。この作業、大変そうですね

中腰でもみ込むので1日に何回もすると腰が痛くなって大変です。

桜がとれる1週間が勝負なんですね。そして桜の塩漬けは、６月に出来上がります。    
真矢さんは食べたことはありますか？

もちろんですよ！お茶に浮かべて、飲んでました。

桜茶、おいしいですよね、香りが引き立って。

最高ですね！

いちばんのオススメは桜の塩漬けを温かいごはんに混ぜて作るおにぎりです。作業の合間にもみんなで食べてます。

春の訪れというか、そういう気分が高揚する味ですよね。

桜の香りがふわっとしてきます。

おいしい！うまいっ！

塩気が、いい感じで効いてますよね。

桜を浮かたお茶は、家でも飲んでいましたし、父親が能をしていたんで、能の教室にお弟子さんが持ってきて、お茶にぽっと浮かべて飲んでいる思い出がありますね。

桜茶って言うと、結婚式とか結納とか、おめでたいときに飲む印象がありますが、真矢さんは普段から桜茶を飲んでいたり、祭りの太鼓に...

本当におめでた男でございます(笑)

続いて真矢さんから秦野ゆかりの曲のリクエスト。SIAM SHADE「1/3の純情な感情」。

東京に引っ越して、まず水を買うことにびっくりしたんですよね。秦野では水道水を飲んで当たり前だし、湧き水を飲んで当たり前で育ってきたので。  

秦野市のリスナーからメッセージも届いてます。    
「私は秦野市内のお祭りで太鼓をたたいている大学生です。真矢さんは、祭り太鼓を何歳から始めて、なぜ太鼓をしようと思ったんですか？いつか真矢さんと一緒にどこかのお祭りでたたける日を楽しみにしています。」

僕は６歳の頃から始めましたね。もう、ほんとに、いろんな町内に太鼓連があって、太鼓をするのが当たり前だと思って、僕は。ちっちゃい頃から打楽器が好きだったんで、当たり前だと思ってました。

それが今 LUNA SEAのドラマーになって。祭りが本当に盛んだというお話がありましたけど村上さん、秦野の祭り自慢をお願いします。

山開きの「秦野丹沢まつり」、９月にたばこ祭があります。11月3日が秦野市市民の日に制定されていてイベントが開かれています。消防パレードがあって、はしご車がぐ〜んと伸びて、高い所から消防隊員がシューッと降りてくると、子どもたちがわーっとわきます。それが秦野三大祭りとなっています。

市民の日のお祭りに高校のときに出ているんですよ。高校の同級生で何ていうバンド名か忘れちゃったぐらいだけど。そのときに、ステージ袖でINORAN(イノラン)とかが見てたんですよ。

秦野の市民の日の祭りが、LUNA SEAの結成前夜というか。

LUNA SEA結成前の、高校のときのわれわれが出てたということです。

真矢さん、ふるさと大使の意気込みをお願いします。

秦野の魅力を、本当に僕が大好きな街なので、皆さんに伝えられたらいいなと思います。とにかく一度、秦野の祭り囃子を味わってくれたらうれしいなと。にぎやかな音なんですよね。秦野っ子の気質を表しているかんじですね。

秦野の「まちキラ！」どうでしたか？

秦野の話、ワクワクしますね、本当に。とても楽しかったです。