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子どもが地域防災のカギに!「こども防災フェア2024」

  • 2024年3月26日

「子ども」が主役となることで、「地域」の防災力をあげちゃおう!横浜市港北区で3月10日、「こども防災フェア2024」が開催されました。子どもたちが楽しんで学び、大活躍できるイベントを取材しました。

休日のお買い物がてら、子どもが主役で楽しく考える

当日は、休日に人が多く訪れる綱島SSTを会場に、子どもが楽しく学べる合計22の展示やブースが出されました。

横浜市水道局の給水体験コーナー

ひときわ人気だったのは、港北消防署の救助隊による降下訓練
災害時に脱出や救出を行う際の、懸垂ロープでの降下訓練をデモンストレーションしました。建物の下から眺めるこどもたちは興味津々。隊員が降下するたびに、「オオ~」という声があがっていました。

救助隊による降下訓練のデモンストレーション
表 和宏
隊長

イベントを通して、防災意識の向上はもちろんですが、隊員たちが実際にどういった訓練をしているか、消防車はどうなっているのか、子どものみなさんに楽しく知ってもらえたらと思います。

港北消防署の救助隊の皆さん

小学校が防災学習を発表

近隣の小学校もイベントに参加しています。
子どもたちは、防災について授業で学んだことを発表。学習をまとめた壁新聞も掲示しました。子どもたちの発表に、多くの保護者や地域の人たちが聞き入っていました。

近隣小学校による壁新聞の展示

・箕輪小学校4年生の発表
「もし自分たちがここで被害にあった時に、どのような事を知っていれば自分たちの命が守れるだろう」をテーマに、「何について発表をするか」を考えるところから準備しました。

五嶋裕輝
先生

今回発表することで、万が一の災害が起こった時、自分たちの身を守るだけではなく、自分を含め家族や地域の方に「あ、そういえばこんなことがあったな」と思い出してもらえるような発表になったら最高だよね、と子どもたちと話していました。

クイズを交えて発表したり、避難所の役割を考えたりと、伝わりやすいように子どもたちが工夫していました。近くの避難所や、地域の災害リスクを紹介する発表も多く見られました。

クイズを交えて発表したグループ
「避難所」という言葉から解説しています

・日吉南小学校4年生の発表
日吉南小学校では、さまざまな教科で学んだことを生かして、発表しました。

多くの人が発表に聞き入りました
鈴木智春
先生

社会「自然災害に備えて」という単元で、自然災害について学習し、総合的な学習の時間で、各班に分かれて詳しく知りたい内容について、学習・調査をしました。国語「もしものときにそなえよう」の単元で、総合的な学習の時間で作成した資料を見せながら自分で考えたことを一人ひとり、発表しました。

・地域での発表の場は貴重な機会

鈴木先生

コロナを経て、なかなか一家総出で見に来られる発表の場はないですし、踊りなどではなく学習の発表を、地域の人に見てもらえる機会はとても貴重です。

五嶋先生

(今回発表をした)4年生は、ちょうど1年生の時がコロナで、上の学年の子たちに比べると、人との関わり方に悩む子が増えた印象です。
朝の日直のスピーチなどもなくなり、子どもたちが発表する機会って、授業の中がほとんどです。4年生で外に出て発表するという経験ができるのは非常に良いのかなと思います。

・家族にとっても学びに

発表をした大橋美咲さんとご両親
大橋さん

緊張して紙が震えたけど、はきはき言えたから楽しかったです。

大橋さんの母親

完成度が高く、オリジナリティーにあふれていました。やっぱり私たち大人も防災意識を持たなくちゃいけないなと思いました。子どもたちよりも知識が浅いんだろうなと思いながら聞いていました。とてもいい機会になりました。

留学生のボランティアも

イベントのボランティアをしていたのは、会場近くにある慶応大学に通うフランスからの留学生、グレンさん。慶応大学国際学生寮に住む友人からの口コミで、ボランティアができることを知り、参加をしました。

グレンさん
グレン
さん

スタンプラリーの最後のくじのお手伝いをしました。
参加して良かったです。子どもの笑顔で僕も笑顔になりました。

NHK横浜放送局も出展

こわがりヒーローのお面を作るコーナー

NHK横浜放送局も、子ども向けワークショップを行いました。

こわがりヒーロー」は、NHKが制作した子ども向けの防災ソングです。歌うのは、SDGsこどもユニットの「ミドリーズ」。歌を通じて伝えたいのは、災害を正しくこわがることと、避難を呼びかけることの大切さ。

マドロスどーもくんも登場!
カラー化した関東大震災の映像視聴コーナー

関東大震災直後の様子を撮影した35ミリフィルムを、8K、AI技術を用いて超高精細カラー化した映像なども上映しました。映像は、NHK横浜放送局でもご覧いただけます。

地域の防災力、どう高める?

今回のイベントを担当した、港北区役所の渡部駿さん、新井田竜平さんにお話を伺いました。

(左から)港北区役所 渡部 駿さん 新井田 竜平さん

・イベント実施後のお二人のコメント

新井田
さん

多くの皆さまに会場まで足を運んでいただいたことを嬉しく思っています。今後も、いつ起こってもおかしくない災害への備えを進めるきっかけになるだけでなく、実際の行動につなげることができるイベントとして、地域の皆さまと協力して取り組んでいきます。

渡部さん

近隣にある小学校に、「防災」について学習した成果を発表・展示していただきました。「防災」について、様々な視点から調べると同時に、発表方法も工夫していて、保護者の方に「災害への備え」の大切さが伝わったと思います。

港北区は人口・世帯数ともに横浜市で最多であると同時に、子育て世代が多いという特徴があるとのこと。その特徴を生かし、子どもが主役の防災イベントを実施することで、楽しく地域全体の防災力を高めていました。

【取材後記】
子どもたちが「防災」を学ぶことで、家族や、身近な人たちにもその輪が広がっていくことが実感できました。ハザードマップや河川の状況などの地域の災害リスクを知ることができる情報は、「NHKニュース・防災アプリ」でも確認することができます。ぜひこの機会に、ご自身や大切な人の住む地域をチェックしてみてください。

市川 苺子

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