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鉄道150年 「お弁当を持って小さな旅へ~レシピ1.~」

  • 2022年10月12日

1872(明治5)年10月14日に、日本で初めてとなる鉄道が新橋‐横浜間に開業してから今年の10月14日で150年を迎えます。鉄道の楽しみの一つが“駅弁”。鉄道開業150年にあわせて、子どもたちに楽しんでもらえる、鉄道にちなんだ“簡単”で“映える”お弁当を紹介します!

(横浜局/寺脇 伊都美)

第2弾の今回は、お弁当のレシピを考案していただいた専修学校の生徒さんたちに「鉄道」×「お弁当」に込めた“思い”を取材しました。

レシピの考案者 1人目は・・・

野田鎌田学園横浜高等専修学校 3年 松元 心花(まつもと こころ)さん
「料理をすることが大好きで、学校で学んだ調理方法を家で練習するのが大好きなんです」と笑顔で語ってくれた松本さん。 

Q.“親子で楽しめる駅弁”のレシピ考案はいかがでしたか?

150年という区切りがいい年だったので、その鉄道の歴史と一緒に、自分の学んでいる食の文化がどのように進んできたのかが気になったので、まずそれを調べることにしました。今回このような企画に参加することができて、嬉しいという気持ちが強かったです。

Q.今回作っていただいた「駅弁」のこだわりポイントをおしえてください。

お弁当を作りながら“鉄道”と“食”について楽しく親子で学べるといいなと考え、鉄道の始まりを「食」で追ってみました。まず一つ目に“150年前”にスポットライトを当て、牛すき焼きを作りました。明治5年ごろに明治天皇が牛肉を食べた事をきっかけに広まったそうです。

そして100年前としては、肉巻きおにぎりを考えました。このころは“脚気“が流行していたようです。そのため、不足していたビタミンB1を、豚肉、人参、ほうれんそう、レタス、鰹節で補います。加えて、吸収率アップに役立つようにねぎだれを合わせ(玉ねぎや長ねぎに含まれるアリシンが効果的)たくさんの野菜や栄養バランスのいいものを詰めました。

作:松元 心花さん 「150周年弁当」~食の歴史を詰め込みました~

Q.このレシピを見て作られる、お父さん・お母さんにアドバイスがあればお願いします。

肉巻きおにぎりの上にある“150”の部分は、みなさんの好きなようにデザインしてみてください! 自分の好きなキャラクターをお子さんと作ってみたり、海苔のアートなど工作のように楽しめると思います。私はにんじんの型抜きがとても楽しかったです!

Q.松元さんは“駅弁”ときいて、なにか思い出などありますか?

実はこれまで駅弁を食べたことがなくて…今回の企画を機に、食べてみたいと思いました!

Q.現在、調理師学校に通われていますが、なぜこの道を選ばれたのですか?

祖父母が農家をやっているのですが、そこで収穫できる野菜がとても美味しいです。その野菜を使って祖父母が元気で長生きできるような料理を作りたい、と思いこの学校を選びました。

Q.調理を学んでみてどうですか? 

料理することも好きなのですが、実は私は食べることがもっと好きなんです。たくさんの調理方法を学校で学び、それを家に持ち帰って調理してみると、どんどん新しいオリジナルのレシピを思い付くのでそれがとても楽しいです。

Q.将来の夢を教えてください。

将来は、“パティシエ”の道に進むことになりました。小学生の時からパティシエになりたくて、家でよく練習していました。いとこに偏食があって野菜が得意ではないのですが、甘いものは好きなんです(笑)祖父母が作った野菜を使ってケーキに混ぜることで、苦手意識を持たずに食べてもらえるようなお菓子を作りたいです。

Q.最後に今回の企画の感想をお願いします。

本当に楽しかったです!自分が駅弁を作ることで、“鉄道150年”の記念に自分ごととして参加できたことがとても嬉しかったです。横浜に住んでいるので、神奈川県の取り組みとして参加できたことも、改めて嬉しかったです。

調理中も料理をするのが大好きという想いが強く伝わってきました。

今回、NHK横浜の取り組みに参加できて嬉しかった と話してくださり、こちらも非常に嬉しかったです。松元さんが調理された“150周年弁当”是非みなさんもご自宅で作ってみてくださいね!

―――――レシピ―――――

■ 肉巻きおにぎり
【食材】豚薄切り肉2枚、人参、ほうれんそう、鰹節、ご飯(十五穀米入り)適量、ごま油、醤油、ねぎ、塩、レタス
⑴ 人参は小角に切り茹でる。ほうれんそうは茹でて刻む。
⑵ ご飯にごま油、醤油、かつお節を混ぜ、さらに人参とほうれんそうを混ぜ丸く握る。
⑶ フライパンにごま油を入れて熱し、豚肉、塩、ねぎを入れて焼く。丸く握ったおにぎりに焼いた肉をかぶせ、ラップで包んで形を整える。敷いたレタスの上に乗せる。
* 肉巻きおにぎりの肉は筋を切ると縮みにくい。

■ 150年前のすき焼き
【食材】牛肩ロース薄切り、玉ねぎ、白滝、醤油、酒、みりん、砂糖、水、サラダ油
⑴ 白滝は湯通しし、玉ねぎは繊維に沿って薄切りにしておく。
⑵ フライパンを熱しサラダ油を入れて玉ねぎを飴色になるまでじっくり炒める。肉を入れ火を通し、白滝、調味料を入れ色付くまで火にかける。
* 白滝を下茹ですると肉が固くなりにくい。

■ ハートの玉子焼き
【食材】卵、マヨネーズ、ハム、塩、サラダ油
⑴ 卵を溶き、塩、マヨネーズを入れる。ハムは短冊に切る。
⑵ フライパンにサラダ油をひき熱し、卵液を入れてハムを並べ、形を整えながら焼く。

■ちくわキュウリ
【食材】ちくわ、キュウリ
ちくわにキュウリを詰めて切る。

■ 野菜串
【食材】トマト、枝豆、キャンディーチーズ、海苔
 枝豆、チーズ、プチトマトを串に刺す。

■ ゆで卵
 卵を沸騰したお湯に入れ10分程茹でる。コーン、チーズで飾る。(キャラクターをイメージ)

■タコさんウインナー
ウインナーに切り込みを入れ炒める。

「盛り付け」
お弁当箱に見た目よく盛り、肉巻きおにぎりの上に人参とほうれんそうで数学を作り、玉子焼きをハート型にして盛る。ブドウ、オクラ、人参を添える。

レシピの考案者 2人目は・・・

野田鎌田学園横浜高等専修学校 3年 田邊 紘基(たなべ ひろき)さん
「小学生の時から電車が大好きだったので、当時の気持ちを思い出して考案しました」と、照れくさそうに受け答えてくださいました。

Q.今回、「親子で楽しめる駅弁」ときいてどのようなイメージをされましたか?

私も小学生の時から電車が大好きだったので、今回の企画に参加できてとても嬉しかったです。中学校の友達と相談しながら、「あれもいいね」「これもいいね」と、メニューを考えました。

作:田邊 紘基さん 

Q.田邊さんは“駅弁”ときいて、なにか思い出などありますか?

新潟空港や、埼玉県にある鉄道博物館に行くとき、どんな駅弁を買っていたのかを覚えています。食べているときだけではなくて、駅弁を選んでいる時間も楽しくて、わくわくしていたのを思い出します。

Q.今回は“駅弁”を作る側になりましたが、いかがでしたか?

普段なんとなく作っているお弁当を、改めてじっくりと向き合って作ることができ貴重な経験となりました。

Q.今回作っていただいた“駅弁”のこだわりポイントをおしえてください。

小さい子でも目で見て楽しんでもらえるお弁当を第一に心掛けました。緑やだいだいだったり、素材の色をいかしたりしたお弁当のおかずが多いのですが、目で見て楽しむお弁当もおしゃれかなと思いました。当初、揚げ物にする予定のものを鮭の塩焼きに変更して、色合いを活かしてみました。

Q.このレシピを見て作られる、お父さん・お母さんにアドバイスがあればお願いします。

食べる楽しみとともに、「目で見て楽しむ」、「食材本来の味を知る」ことを感じて欲しいと思い、今回のお弁当を作りました。おいしいことはもちろん大切ですが、お弁当は基本的に冷めた状態で食べるので、そのことを考慮して脂っこいものは控え、冷めてもおいしく食べられるものを考えました。また、素材の色や味を生かす調理法で調理することで、見た目が良く、調味料の使用を抑えることができます。

Q.現在、調理師学校に通われていますが、なぜこの道を選ばれたのですか?

高校受験を考えていた時に、今の学校のパンフレットに目が留まり、この学校を選びました。小学校3年生の時に料理を紹介しているユーチューバーの動画をみて、自分でも作り始めたのが料理に興味を持ったきっかけです。

Q.ご家族にもお料理を作ったりするのですか?

よく作ります。10点中何点か聞いて、だめなところを聞いて、改善しています。自宅での練習を重ねて、技術レベルをさらに向上させていきたいです。

Q.将来の夢を教えてください。

将来は、“寿司屋”をやりたいと思っています。魚を捌く技術をさらに磨いて、“寿司屋”で本領を発揮したいです。

Q.最後に、今回の企画の感想をお願いします。

お弁当に対して、改めて向き合うことができたと感じます。誰かのためにお弁当メニューを考えて、お弁当を作ることは初めてでしたが、とても楽しかったです。自分のレシピのお弁当を作る方がいらっしゃったらとてもうれしく思います。

―――――レシピ―――――

■ チキンカレーピラフ
【食材】ご飯200g、ミックスベジタブル50g、鶏肉60g、バター15g、カレー粉、ケチャップ、コンソメ、塩、コショウ
⑴ 鶏肉を1㎝角に切り、塩・コショウをする。
⑵ バターをフライパンに入れて火にかけ、鶏肉を炒める。ミックスベジタブルを加えて炒めて、ご飯を入れてさらに炒める。カレー粉、ケチャップ、コンソメで味付けする。

■ 肉団子
【食材】豚ひき肉50g、玉ねぎ1/4個、生姜、塩、コショウ、片栗粉、白胡麻、サラダ油
⑴ ねぎをみじん切りにして電子レンジで加熱する。
⑵ ボールに豚ひき肉、玉ねぎ、片栗粉、生姜、塩、コショウを入れてこねる。粘り気が出たら、丸めてフライパンで焼く。火が通ったら、胡麻を振る。
* 肉団子を丸める時は、手に油を少しつけるとベタつかない。

■玉子焼き
【食材】玉子、砂糖、塩、醤油、みりん、サラダ油
卵を割って、砂糖、塩、醤油、みりんで味付けして焼く。

■ 唐揚げ
【食材】鶏肉1/2枚、酒、醤油、にんにく、生姜、小麦粉、揚げ油
鶏肉を一口大に切り、酒、醤油、卸し生姜、卸しにんにくを合わせたタレに10分ほど浸ける。汁気を切って片栗粉をまぶして揚げる。

■ ハムとキュウリの串サラダ
【食材】ハム、キュウリ
ハムとキュウリを切りそろえて、楊枝に刺す。

■ 鮭の塩焼き
【食材】鮭、塩
鮭を適度な大きさに切り、塩焼きにする。

■ おさつスティック
【食材】さつま芋、塩、サラダ油
さつま芋を1㎝幅の棒状に切り、水にさらしてあく抜きし、フライパンで焼き上げて塩を振る。
* さつま芋は、弱火でじっくり加熱すると甘みが増す。

【盛り付け】
海苔、ブロッコリー、プチトマトをお弁当箱に見た目よく盛り、海苔で線路、鮭と玉子焼きで電車に見立てて、色どりにブロッコリー、プチトマトを添える。

松元心花さん、田邊紘基さん、素敵なお弁当の考案をありがとうございました。

ぜひみなさんもレシピを参考に素敵なお弁当を作ってみてくださいね。作ったお弁当は #NHK発鉄道150年でぜひ共有してください!次回も、生徒さんのインタビュー記事とレシピ を公開予定です。お楽しみに!

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