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「生理中のプール授業」 共感 怒り 疑問 寄せられた声

  • 2021年6月15日

首都圏ナビに掲載した「生理中のプール授業を考える」。記事を読んだ方からたくさんの声が寄せられています。

「生理で見学するとペナルティのような補習がある」「“病気じゃないから”と泳がされた」「サボりと疑われた」
かつて、つらい思いや理不尽な経験をした人たちの声が多く、この問題がこれまで長く続いてきたことに改めて気づかされました。皆さまから寄せられたご意見を紹介します。

投稿フォームからもご意見をお寄せください。

「生理についてもっと理解を」

20代 女性(2021年4月15日) 学校現場における生理の問題について意見させていただきます。
まず、学校現場は生理について無頓着すぎるし理解がなさすぎます。生理の重い軽いというのは個人差があり、その症状は多種多様です。それを理解せず(理解しようとせず、と言った方が正しいかもしれません)に無理にプールに入れようとしたりするなんてありえません。ただでさえ生理中は抵抗力が下がり感染症などに罹りやすくなっているというのに、塩素で消毒しているとはいえ決して清潔とはいえないプールに入って感染症などにかかってしまったら学校は責任を取れるのでしょうか。もしそれが原因で病気になってしまいその子が一生妊娠できない身体になってしまったら、その子は自分の人生を棒に振ってしまうかもしれません。生理は女性にとってそれくらい大切なものなのです。学校でも社会全体でも、それをもっと理解させる必要があると思います。

「働く場でも理解がない」

女性(2021年6月10日) 生理問題。教員も同じでしょうが、保育士はプールに入るのが当然です。以前殆どが男性の業界では屋外の仕事の度、事前に女性用トイレがどこにあるか確認していました。学生時代は理由をきちんと伝えれば保健室で静養もできましたが、とにかく社会に出た途端「病気でもないのに甘え」という雰囲気に囲まれました。生理痛のひどかった私は、薬や使い捨てカイロなどあらゆる自衛をして苦痛に備えました。生理休暇を取れた事は一度もありません。「給料を払う」=どんな理不尽もまかり通る、という日本全体の空気が、心身に負担を抱えた人を常に圧迫している気がします。

「月経困難症の苦しさ伝えられない」

50代 女性(2021年6月10日) 生理中のプール水泳の記事を拝読しました。
私は10代から月経困難症でした。たかが生理とバカにできないくらい症状がつらく走るどころか動く事自体が大変でした。
そんな状態だった事を学校の教師は知らなかったと思います。まして子どもはそれを適切に伝えられないです。私も言いませんでした。私以外にもいたはずとも思います。
水中で血が出ないとか詭弁(きべん)でしかないです。準備運動やその他、出血を見せられる方もつらいです。
死なないからOKという発想は暗黒時代かと。

「傷つく子を減らしてほしい」

女性(2021年6月10日) プールについて、ですが放送はいつごろを予定されていますか?
プール授業が夏休み前で終わってしまう地域もあるのでなるべく早く問題提起していただけるとありがたいです。
先生は、疑問にも課題にも思っていないので悲しみ、傷つく子がひとりでも減らせたらと早めの放送をお願いいたします。

「傷ついた経験 スポーツに嫌悪感」

40代 女性(2021年6月10日) 生理中のプール授業について
子どものころ、夏のプールの授業が本当に憂うつでした。生理が始まったばかりの身体は期間も量も安定せず、1か月近く出血が続く事もあったからです。また生理が順調に訪れない自分の身体に嫌悪感を抱くようにもなり、それを他人に言わなければならない苦痛と、若い男性の体育教師の対応にも傷つき、40年近くたった今でもプールやスポーツに対しては嫌悪感があります。
人権意識が高まっている今日でも、記事で紹介されたような事が学校で行われているのかと思うと暗い気持ちにもなりますし、子どもがかわいそうでなりません。

「生理に対する知識不足」

性別なし(2021年6月10日) 中学生のころ、生理でプールを休んだら職員室前の廊下に正座させられました。プールの先生は女性。
小学校で身体検査して、一応男女別でしたが 女子が先で、着替えていたら男性の先生が「早くしないと男子を入れるぞ」と言われた。名前のあいうえお順でやっているので、最後の方の私はどうしていいのか戸惑った。
男性に女性の身体の調子(主に不調)が分からないなら、『分かっていないんだ』ということを分かるべき---無知の知---

「理解ある人の対応に感謝している」

女性(2021年6月10日) 生理中の授業の体験談など。
私は40代なので学生時代と言えば20年以上昔の話になりますが、小中高とプール授業がありましたが、生理だと申告(親が手書きで連絡票を書く)すれば、問題なく見学で済みましたし、代わりに何かすることもありませんでした。
また保健の先生も、生理痛がつらいと保健室を訪ねるとベッドで寝てなさいと、クラスの椅子がしんどいなら保健室のベッドの上で自学しててもいいよーと優しく対応してくれた記憶があります。
それとは別に、高校が女子校だったのですが生理痛がひどいから保健室で薬を貰いたいと先生に申し出ると、生理痛なんて気のせい、気持ちがたりないから痛くなるとみんなの前で嫌味を言われてから保健室に行ったことはあります。この先生は50代の女性です。まるで私が嘘をついてるように言われ悲しかった記憶があります。
私は開けっぴろげな性格で、生理痛を隠す必要もないと考えていたり、10代から婦人科に通い内膜症疑いと言われひどい生理痛だったこともあり、就職してからも男性女性関係なく、生理痛がひどい(内膜症の病気もある)ので休ませてほしいと申告していました。
上司は全く嫌味なく普通に休みをくれましたし(その分体調が良い時は人一倍働きます!)、病院行ってるの大丈夫?とうちの奥さんも大変でさと、普通に会話していましたし、そういう上司に理解ある環境にいられたことに感謝しています。
私は子どもが2人おり、小学校で生理など保健体育で習うのですが、下の子が中学生になったタイミングで、ママしょっちゅう具合悪くて寝込んでる時生理なんだよ(排卵時は生理前からも激痛あり)、女の人は生理が大変な人がいるよ、恥ずかしい話じゃないし、将来結婚したりすることがあれば奥さんを思いやってね、と話してます。
ちなみに夫も若いころから生理痛で倒れたりする私を見てきてるので、支えてくれています。
こうやって生理は恥ずかしい話じゃないと男性の子どもたちに伝えることで、将来生理の苦しみに理解ある人が増えたらいいなと思っています。

「小学生時代 困った経験」

40代 女性(2021年6月10日) 小学生時代、男性の担任が生理は1週間で終わると信じていて、ある程度理解があり初日は水泳免除してもらえていたんですが、10日間続く生理に理解がなく最終日くらいになるとかたくなに水泳しろと言われて困ったことがありました。

「成績について説明を明確に」

性別なし(2021年6月10日) プールに関してですが、20年ほど前ですが私は中高の女子校にいたためか、目立ったトラブルや意見はありませんでした。今思うと教師の方も生徒が月に1、2週は見学になるのが前提で授業を組んでいたようです。
事情のある子(耳の障害など)で水泳ができない子もいましたが、全ての生徒の水泳への不参加日をカウントして、授業日数の不足を陸上の授業で補う(走り込みなど)か、水泳ができる子は夏休みの講習で補うか本人が選んだようでした。私は運良く不足したことがないので選んだことはありません。
体育の先生から、水泳不参加日は配点する授業としてカウントできず、あまり不足すると成績がつけられない。その分を自分で選んで補って、体育の点数をつけられるようにしましょうと言われて納得したのを覚えています。
女子校だったからとは思いますが、中高はこういった説明をすれば十分トラブルが防げると思うのですが……。

「生理だけペナルティ?」

30代 女性(2021年6月10日) 生理中の水泳の授業について。
私が通っていた中学、高校は生理の理由も含め欠席すると休んだ回数分の補講を受けないといけませんでした。
私はもともと泳げなくて水泳の授業が嫌だった上に、生理という避けられない理由でも補講を受けないといけないのが納得いきませんでした。
他の体育の種目ではそんなペナルティはないのに、なぜ水泳だけ…という疑問がありました。

「生理を口実にサボるおそれも?」

60代 男性2021年6月10日「生理中のプール授業」について
元中学校教諭です。(体育ではありません)
担当の体育教師によって対応はさまざまでした。
生理中を申し出ると、炎天下のグランドを延々とランニングさせる教師もいましたが、「そうしないとサボりが増える」と言っていました。
たしかにプールサイドで静かに見学させる教師の場合、連日7割以上の生徒が見学になっていました。
確率から考えて有り得ず、着替えるのが面倒などの理由から「生理中」を口実に見学を申し出ていたと思われます。保護者が生徒手帳にその旨書かないとダメという教師の場合、“偽造”もあったり。w
難しいですね。

「衛生面に不安」

40代 女性2021年6月9日生理中のプール授業強制の記事を拝見しました。
私が通った高校(大阪府公立高校)も同じように、生理中でもタンポンを入れて授業を受けるようにと強制され、2日目や体調不良で見学した場合には同じくトラック何周などの、『何かを習得するための授業』とは到底思えない罰則がありました。
予算の関係とかで、プールの水は手ですくってもわかるくらいの緑色。水面に藻が地図のように浮いているのを、柄付き網で除去してからの授業で、これが目や口鼻の粘膜に触れるのかと怖ろしくなるくらい不潔な状態でしたが、体育教師からの説明は『十分な量の塩素を入れて消毒してあるので無害』というものでした。(当の体育教師は一度も水中に入りません)
成人して医療関係の職に就いた今、すべての体液は感染物として取り扱う仕事をする中で、あの高校生活を思い出すとゾッとします。

「うそ、サボっていると思われた経験」

40代 女性(2021年6月9日) 生理中のプールについて、今でも覚えていることがあるので書きます。
高校生のとき、まだ生理の周期が安定せず、生理と申告した翌週にまたすぐに生理になり、休みを申告したら、男性教師に怒られたことです。
まだ不順で、本当に2週続けてだったのですが、証明もできず、嘘と思われて夏休みに登校してプールの補習を受けました。
あと、これも高校のときですが、男の子に、なんで女子ってプールをサボってまで夏休みに受けるの?と聞かれて、説明に困りました…セクハラでなく本当に分からないようだったのですが、はっきり説明したほうがよかったのかなと思います。

「授業受けられず成績が最低に」

女性(2021年6月9日) 生理中の水泳について、中学生のころの苦い気持ちを思い出しました。
私は生理が長く、7日は続くのでプールの授業に丸々被り一度も参加できなかった年がありました。
毎回ただただプール横の駐車場で授業が終わるまで待たされ、成績は最低でした。
代わりの課題を出すなどやりようはあるのではないかと成績に納得できずとても不満でした。
スクワットをさせたり無理矢理プールを強制されるよりはマシかもしれませんが…。
そもそもプールの授業とは名ばかりで小学校、中学生とも元々泳げる人だけに成績が付けられ、泳げない人には何のフォローもありませんでした。
あまりにも嫌な思いばかりの為、高校はプールがないところに進学しました。

「泳ぐか休むか 自由に選ばせて」

20代 女性(2021年6月9日) 「生理中のプール授業を考える “見学なら炎天下で筋トレ”の声も」という記事を読んでの思い出話です。私は3歳から水泳を習っていたので、小学5年生で初潮を迎えた時、今週のスイミングはどうしたらいいのと母に尋ねました。母は初心者向けの小さいタンポンを用意して説明してくれました。経血量の多い母もタンポンを常用してると聞いたので、特に抵抗無く常用するようになり、毎週休まずスイミングスクールに通えてうれしかったです。
生理痛が重くないタイプだった私は、中高の水泳の授業も休まず参加していました。すると同級生の女子からこっそり「もしかしてまだ生理来てないの?」と聞かれました。彼女はタンポンのことを知らなかったのです。私がタンポンのことを説明すると興味を持ってくれました。しかし体に入れるのは怖いというので、私は小5から使っているし、初心者向けの小さいものから試すと安心だよと伝えてたところ、早速それを買って試してくれました。幸いその子も生理中体調が悪くなるタイプではなかったので、その後は水泳の授業に毎週参加できるようになり喜んでいました。
生理中の体調には個人差があるので、タンポンをして全員泳げというのは言語道断ですが、私たちのように経血の問題さえ解決できれば泳ぎたいと思っている児童全員が、その情報にアクセスできるようになってほしいです。
最近生理の貧困というのが話題になっていますが、タンポンは親も使ったことがないという家庭も多く、知らないまま、もしくは名前だけは知っていても実際にはほぼ何もわからないまま敬遠している子が少なくないはずです。学校側にはもっと丁寧にタンポンについて説明し、実物を配布してくれることを期待します。
その上で泳ぐか安静に見学するかを自由に選べるようになってほしいと思いました。

「見学するとプール掃除 罰のようだった」

30代 女性(2021年6月9日) 生理中のプール授業について
生理中のプール授業の記事を読み、思い出したことがあります。
私は現在36歳で、高校でプール授業を受けたのは20年近く前の話になりますが、生理によってプール授業を見学すると、先生の指導で放課後にプール掃除をしたり、プール授業後の跡片付けなどをしたりさせられました。
北海道ではプール授業ができる期間は限られているため、短期間にプール授業をまとめて行う傾向があります。
高校生なので多くが初潮を迎えていますし、生理がかぶってしまうことは仕方ないのですが、場合によってはほとんどの授業を見学せねばなりません。
たまたまその時期に生理になったからといって、罰のような作業をさせられるのは屈辱的でした。
せめてレポート提出や室内での補講が行われれば全く印象は変わったと思います。
また、私の学校は体育の教師は男性しかいなかったため、指導のため腕や足などの肌に直接触れられることにもかなり抵抗がありました。
日程によっては男子と同じ授業を受けることもあり、「胸が大きい」など言われることもあって、ボディラインの露出が非常に気になりました。
もちろん男性でも露出に抵抗がある人もいると思うので、一般的なスクール水着だけでなく、現在一般的になっているラッシュガードの装着などがあれば、より抵抗なく参加できたかと思います。

「泣きながら泳いでいた友人」

50代 女性(2021年6月9日) 『生理中のプール授業について』
生理は病気ではないが、腹痛を伴うもので、体調も安定しない。なのに中学生のころに「病気じゃないから休むな」と男性教師に言われ、無理した友人が腹痛で泣きながら泳いでいました。今なら虐待だな、と思います。女性教師でも そういう人がいると思いますが、男性教師にはなおさら多い(今でも)のではないかと思います。女性という性というものについての理解が不足しているし、大切にしていないと考えます。

「サボりと疑われ傷ついた」

20代 女性(2021年6月9日)水泳と生理の記事を読んで、10代のころの体験や感じたことを思い出しました。
私の中学校では炎天下での筋トレ等はなく見学自体は気になりませんでしたが、見学申し出時に嫌な思いをしてました。
生理で休んだ回数を記録されていたのか、体育教師に「また生理で休むの?この前も見学だったよね?」と、サボりたがってると疑うかのような反応をされて傷つきました。私は水泳の授業が大好きだったので…。
中学生のころはまだ生理の周期が定まっていなかったので、半年来ないと思ったら同じ月内にまた来るなんてこともありました。
生理不順について理解がない教師の反応に心底がっかりしたことを、記事を読んで思い起こされました。
合わせて、当時生理痛が重かったのに、タイツはNG、靴下しか許可されず、寒い時期は毎月お腹が痛くてつらかったことも思い出しました。
今、女子のスラックスやタイツOKも広まってきて、私自身もう制服とは無縁ですが、ああよかったなと思います。

 

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