小さな旅
9月24日(日)
目の前の浜 豊か 〜千葉県 盤洲干潟〜

東京湾を横断する海の道路、東京湾アクアライン。千葉県側のたもとに広がる盤洲干潟は 面積およそ1400ヘクタール、東京湾で最大の干潟だ。干潟は自然の宝庫。浅瀬には天然のアサリが育つ。浜に暮らす人々はこの干潟の恵みとともに生きてきた。干潟と向き合いながら、アサリ採りをする親子。東京湾で途絶えた江戸前のアサクサノリを育てようとするのり漁師。貴重な干潟の自然と人の営みを訪ねる。国井雅比古アナウンサー

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行き方
電車:
JR内房線巌根駅下車(東京より1時間40分)、駅よりタクシーで10分
アクアライン高速バス:
JR東京駅八重洲口バス乗り場から木更津金田バスターミナル下車 徒歩
出演者
金萬智男さん
 ブログがあります。 http://www.kinnori.net/index.html


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【盤洲干潟の自然】
大潮には沖合2キロまで砂地が現れるこの干潟の面積は、およそ1400ヘクタール。 東京湾に残された最大の自然干潟。自然が特に残されている場所として、小櫃川(おびつ) の河口に広がる湿地帯がある。川と海の汽水域には広大な葦原が広がり、無数のカニが 生息するほか、シオクグ、ウラギクなどの貴重な塩性植物も生えている。また夏には、コアジサシが大規模に訪れる場所としても知られる。 干潟への入り口にはNPO盤州里海の会のビジターハウスがあり、自由に人が訪れる ことができるように配慮されている。


【盤洲干潟の漁業】
江戸時代から、干潟の自然を生かした海苔養殖とアサリ漁が行われてきた。 漁師の中には、9月から海苔の養殖の準備を始め、海苔が終わった春からアサリを採る という人もいる。干潟に立てられた棒は、海苔柵といい、棒に種のついた網を張り、潮の 干満を見ながら海苔を育てる。


【アサリ漁】
アサリ漁は地元でジョレンと呼ばれる刃のついたかごを使う。アサリ漁師は、地元の 漁業協同組合に所属し、干潟での漁業権を持っている。一般的な“潮干狩り”は、漁業権を持つ組合が、干潟を一般の人に開放するものである。漁業権がないものが勝手に貝を とるのは違法である。
“潮干狩り”のシーズンは、春から8月いっぱいまで。現在は終了している。


【NPO盤州里海の会】
地元漁師が中心となって、2年前つくられたNPO法人。里海、とは里山にならって つけられたもので、都会の市民とともに楽しく豊かな海をつくろう、という意味がある。 一年のうち、季節ごとに自然観察や漁業体験などを行っている。 取り組みのひとつには、アサクサノリ復活プロジェクトもある。 これは、いまでは環境省の絶滅危惧種になった海苔の品種、アサクサノリを生産しようというもの。40年前頃から、育てやすいため大量生産しやすく味も良いスサビノリという品種が選ばれ、かつての江戸前を代表したアサクサノリは生産されなくなった。 現在は、有明海などで一部生産しているだけとなり、栽培技術が途絶えたためか、 東京湾でアサクサノリをつくるのは難しいと考えられている。 会では、豊かだった東京湾を再生する試みとして今年、6年目の挑戦をしている。 結果が出るのは11月。
イベントやプロジェクトの詳細はホームページ http://www.satoumi.net/

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村上由利子 国井雅比古