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大雪で“立往生”の危険 起きやすい場所は?起きたらどうすれば?

  • 2021年12月24日

数年に一度クラスの強い寒気が流れ込む影響で、25日から新潟県や長野県、関東北部では大雪となるおそれがあります。冬用タイヤの装着など早めの備えを進めてください。
大雪の際には積雪や見通しがきかない吹雪などによる車のスリップ事故や立往生の危険性が高くなります。気をつけてほしいことをまとめました。

事故や立往生 起きやすい道路は?

□ 吹雪で見通しが悪い
□ 急激に雪が強まる
□ 冷え込む夜間や明け方
□ 道路脇などの吹きだまり
□ わずかでも雪が積もった坂

 

また、気温が低くなると、路面が黒く凍っていないように見えても表面の水分が凍結した「ブラックアイスバーン」と呼ばれる状態となり、スリップ事故の危険性が高まるため注意が必要です。

車を利用する場合は…

大雪の際には積雪や見通しがきかない吹雪などによる車のスリップ事故や立往生の危険性が高くなります。走行できない車が1台でも発生すると、長時間の立往生につながるおそれがあります。
大雪が予想される地域では、不要不急の車の利用は控えるようにしてください。
やむをえず車を利用する場合は、以下の対策をして下さい。

□ 冬用タイヤやチェーンを装着
□ 速度を落とす
□ 急発進・急ブレーキ・急ハンドルは避ける
□ 車間距離を十分に取る
□ 時間に余裕を持って行動する
□ 防寒具やスコップ、水、食糧、簡易トイレ、滑り止めの砂など非常用品を車に乗せておく

昨シーズンは立往生相次ぐ “気象庁サイトのチェックを”

大雪による立往生は昨シーズンに相次ぎました。

去年12月、新潟県の関越自動車道ではおよそ2100台が立往生したほか、ことし1月には福井県の北陸自動車でもおよそ1600台が動けなくなりいずれも解消までに2日以上かかりました。

 

 

当時 立ち往生を経験したドライバー
「自分が立ち往生に遭遇するとは思わなかった」

外出の際には最新の気象情報をチェックしておきましょう。雪の予想は気象庁のウェブサイトで確認できます。

トップページの「大雨・大雪」のアイコンを選択。「今後の雪」から地域の1時間ごとの降雪量や積雪の深さの予報を、6時間先まで確認することができます。

降雪量と積雪の深さはそれぞれ地図上、5キロ四方で色づけされて表示されますが雪の量が予想より多くなることもあります。

また、気象情報では各地域の雪の見通しや降雪・積雪の予想を確認できます。

もし立往生した場合は?

もしも立往生した場合は、以下の対応を取ると安全性が高まります。

□ 可能ならば近くの安全な施設へ移動
□ 防寒具を着用しなるべくエンジンを切る 
□ 排気ガスの流入を防ぐためマフラー周りを除雪する

 

車を離れる場合は、カギを着けたままにするかわかりやすい場所に置いて下さい。

エコノミークラス症候群の防止も

狭い座席で長時間同じ姿勢のままでいると血流が悪くなり、血の固まりが出来てエコノミークラス症候群の危険性が高まります。以下の点に心がけ、定期的に体を動かしましょう。

□ 足の指を閉じたり開いたりする
□ 足首を回す
□ つま先を引き上げ足首の曲げ伸ばしをする
□ ふくらはぎや足首をマッサージする
□ 背伸びや上半身をひねる
□ 水分を補給する

 

体調が悪くなったら迷わず救助を要請してください。

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