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西武ライオンズ 渡辺久信監督代行 「われわれはまだ敗者ではない!」Aクラスを目指す

  • 2024年6月19日

プロ野球・埼玉西武ライオンズは連敗が続き、セ・リーグとの交流戦から松井稼頭央監督が休養に入りました。そして渡辺久信ゼネラルマネージャーが監督代行としてチームの指揮をとることになりました。
交流戦では3勝3敗のスタートを切ったものの、その後8連敗とチームは浮上していません。連敗が止まった翌日(6月13日)に、渡辺監督代行に今後のかじ取りや若手への期待について伺いました。

(さいたま局 アナウンサー/吉田一之) 

連敗中は主導権を取りたかった

吉田アナ

交流戦の広島戦の5-0の勝利で、連敗脱出おめでとうございます。

渡辺久信監督代行

きのうの1つの勝ちっていうところでそれだけで喜びはしないんですけれど、連敗中にずっと言い続けているのは、先制点を取られてから逆転して勝つというのは今の状況だと難しい。勝つ確率を上げるには、試合の主導権をまずは握りたいということです。

連敗中は、先制されて追いかけるという厳しい状況が続いていたので難しいところだったんですが、きのう(12日)は、隅田が粘り強く投げて相手に先制点を許さずに頑張ってくれた。そして5回に一気に、打線が良い流れで5点も取ってくれて主導権を握れて勝てて良かったです。

その5回の得点は、2アウトになってしまったところで、元山選手がタイムリーヒット。元山選手は前日に悪送球のエラーがあってベンチに下げられた中で、今日のスタメン起用でした。期待に応えてくれましたね。

エラーはしようと思ってするもんじゃない。前日は、重い懲罰で交代というイメージではありません。私としては、ちょっとチームをピリッとさせるという意図でした。選手への私のメッセージは、交代された後が大切だということ。元山は、下げられた後も、チームの勝利のためにすごくベンチで大声を出して応援していました。こういう感じだったら、次の日ちょっと気合いが入るんじゃないかなっていう感じでのスタメン起用をしました。

そして結果を出してくれたということですね?

本当にうれしかったですね。

若手に成功体験を積ませたい

11日の負けた広島戦後に、古賀捕手に今どんなことがチームには必要ですかと聞いたら「最後のバッターになってヘッドスライディングを見せて勝利への意地を見せた源田選手のプレー」と話をしていました。
その試合では、ベテランの中村選手も6回のショートゴロで一塁に全力疾走されてましたよね。チームを叱咤激励するっていうのか、少し雰囲気を変える起爆剤になったりしていますか?

みんな勝ちたいという気持ちは強いんでね、ああいうところで気持ちが出るプレイがある。これはチームにとっては非常に良いことで、その姿を見て若手は学んでほしい。若手がおかわり(中村選手)とか栗山に頼っているようではダメなんですよ。

うちみたいなチームというのはこれから上に上がっていかなくてはならないので、やっぱり若手がしっかり仕事をしていかないとね。そういう部分で連敗止めた試合では、元山しかり、長谷川、滝澤もそう、若手の選手たちが非常に良い仕事をしてくれたなと思います。

これからは、いろんな若い選手に、野球を通じて試合の中で、うまくいった成功体験というのを作らせてあげたい。負けて覚えることも当然あるんですけれど、いやいやいや、成功体験の方が、絶対選手の身になるなと(自らの体験として)身をもって思います。

われわれは敗者ではない Aクラスを目指す

 GMの立場でこのチームを見てこられて、今度は代行という形でユニフォームを着てベンチに入りました。指揮をとっていかがですか?

私がGMをやっていて、私が監督代行をやるということ自体が違和感でしかないっていうか、当然チームを全体的に見る立場として、私もほんとうに責任を感じてるし、別に松井監督だけが悪いわけじゃないですから、そういう中で、代わって監督代行をやるというのは非常に違和感はありました。いろんな状況を鑑みたら私がやるしかないという決断にいたりました。

勘みたいなものは戻ってきましたか?

外から11年見ていたんで、ベンチの中の雰囲気とかは全然違うと思ってました。常に野球の試合ってスピーディーに動いているので、そういう中の判断力、決断力というのは非常に大切になってくるんですが、ももともと決断は早い方なんで別にそれほど感覚が違うなというのはあまりないです。

これからどんなシーズンにしていきたいですか?

 1番下にいて、上を目指すしかないんで、できればこれだけの借金を抱えてるんで、大きな連勝をしたいと思います。そのために何をしていくかっていうのは、これから、チームでいろいろ考えていかなくちゃいけないことろですし、とにかくこのままで終わらせたくないと思っています。

そのためには何が必要ですか?

今のメンバーである程度やっていくしかないんで、選手たちの気持ちが大切。やっぱりここまで下にいると、やっぱりモチベーションが大切なんですよね。

そのモチベーション上げていくためにどうするかですけど、同じプロ野球の選手たちがやってるわけだからそこまで差はない。後は、選手たちの気持ちを鼓舞しながら、まだまだ現在は弱い弱者だけど、われわれはまだ敗者じゃないというのを選手にはしっかり伝えていきます。

まだ1年終わってないから負けたわけじゃない。そういう気持ちを持ってこれからまだ80試合以上あるからやってきたいと思います。

7月いっぱいが期限になります。補強とかトレードに関してはどうお考えですか?

今、いろいろみんなで集まって話してます。

継続して探りつつっていう感じでしょうか?

シーズン中のトレードってすごく難しいところがあって、なかなかうまく成立しないっていうのもあります。現場に入ってやっていて、いろんなことを把握できているんで、これから考えていきたいなと思っています。

最後にファンに向けてメッセージはありますか?

ファンも、これだけ負けが込むとすごく辛い思い、悲しい思いをしてると思います。しかし今シーズン終わったわけじゃないんで、これからシーズンを最後まで戦います。まずは現実的な目標としては、Aクラスに入ることが現実的な目標になってくるんで、そこをしっかり目指して戦っていきます。

こういう低迷した中でも、西武ファンはすごく良い応援をしてくれるので、しっかりパワーをもらいたいと思います。

渡辺久信ゼネラルマネージャー兼監督代行は、私と同世代です。本格派投手として活躍した渡辺監督代行は、私が大学に入った1984年には、プロ1年目ですでに一軍で登板されていました。ある意味私たち世代のヒーロー。西武の黄金期を支えた一人であることは皆さんご存じの通りです。右手からリリースされたボールが真っ白なラインを引きながらミットに吸い込まれていくような綺麗な回転のストレートが印象的でした。

今回感じたのは、常勝軍団と言われた西武を支えたメンバーの懐の深さです。指揮官としてドーンと構えてチームの状況を見極めて手綱引いている様子を感じました。話にもありましたが、選手たちの雰囲気は悪くなく試合前の練習でも積極的です。この辺りにも渡辺監督代行の影響があるのだと感じました。現実的な目標としてのAクラス。期待したいです。

  • 吉田 一之

    さいたま局 アナウンサー

    吉田 一之

    入局4年目から3年間を浦和局(現さいたま局)で過ごしました。甲子園実況、初めての大型番組の制作など、埼玉時代に経験した刺激的な仕事は思い出深く、この土地が大好きです。

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