ページの本文へ

埼玉WEB特集

  1. 首都圏ナビ
  2. 埼玉WEB特集
  3. 7歳の男の子を保護したのはサッカー部員! 埼玉 川越

7歳の男の子を保護したのはサッカー部員! 埼玉 川越

  • 2024年5月15日
 

住宅街でひとりで泣いている小学2年生の男の子。異変に気づいたのは、川越市にある高校のサッカー部の部員7人でした。7人は、男の子に声をかけてゆっくりと話を聞き、無事に自宅まで送り届けました。日頃のチームワークが生かされていました。

さいたま放送局/記者 堀祐理

城西大学付属川越高校サッカー部の部員

感謝状が贈られたのは、川越市にある城西大学付属川越高校サッカー部3年の吉田悠希さんと、2年生の部員6人のあわせて7人です。15日、新座警察署でひとりひとりに感謝状が手渡されました。

吉田悠希さん

男の子の異変に気づいたのは4月28日午後2時ごろでした。7人は部活動の試合で新座市に出向いていて、帰宅するためにバス停にいたときでした。

 

向かい側のバス停付近で、「お姉ちゃんがいない」と大きな声を出して泣いている男の子がいたのです。歩道を行ったり来たりを繰り返していた男の子。吉田さんたちは歩道橋を渡って男の子の元に向かいました。

まずは不安を取り除いてあげたい。7人は、アニメの話をしたり、男の子が着ていた西武ライオンズのTシャツを手がかりに野球の話をしたりしました。次第に男の子は落ち着きを取り戻し、笑顔をみせるようになったといいます。

 

7人がさらに話を聞くと、男の子は、姉といっしょに買い物に出かけていました。途中ではぐれてしまい、迷子になっていたことがわかりました。

男の子は「小学校まで戻ることができれば家に帰ることができる」と話しました。このため7人が小学校に向かっていたところ、途中で自宅近くまで来ていることに男の子が気づき、自宅まで送り届けました。

しかし、自宅には誰もいませんでした。「ひょっとすると親もスーパーに探しに行っているかもしれない」。そう考えた7人は、男の子から聞いたスーパーに電話で連絡しました。

電話に出たスーパーの担当者は「いまお母さんがいます。みなさんが自宅にいることをすぐ伝えます」と言ってくれました。ほどなくして母親が自宅に戻ってきました。男の子は無事に母親と再会することができました。

 

普段から、先輩と後輩をつなげる接着剤のような役割を果たしているという吉田さん。吉田さんは、「男の子が何事もなく帰宅できてほっとしました。日頃から培っているサッカーの連係プレーが生きたと思います」と話していました。

新座警察署 塩原克利署長

新座警察署の塩原克利署長は「小さい子どもが迷子になると事件や事故に巻き込まれる可能性もあり保護してくれて感謝しています。思いやりのある気持ちを持ち続けてほしいです」と話していました。

 

私はさいたま放送局に5月の大型連休明けに着任した新人の記者です。現場の取材は今回が2回目で、きちんと取材できるか、必要な映像を撮ってもらうことができるか、不安だらけでした。しかし「男の子を助けたい」という責任感と使命感を持って行動に移した高校生の話を聞くうちに、励まされるような気持ちになりました。そして、埼玉をもっと知って、埼玉のことを広く伝えていきたいと思いました。埼玉のみなさま、どうぞよろしくお願いします!

ページトップに戻る