任期満了に伴う蕨市の市長選挙は4日、投票が行われ、現職の頼高英雄氏が5回目の当選を果たしました。
蕨市長選挙の開票結果です。
現職の頼高氏が、元埼玉県議会議員の新人をおさえて、5回目の当選を果たしました。
頼高氏は59歳。蕨市議会議員などを経て、平成19年の市長選挙で初当選しました。
頼高氏
「市立病院の早期の建て替えを進め、安心できる医療体制を整備していくとともに、蕨の玄関口にふさわしい駅前になるよう蕨駅西口の再開発を責任をもって進めたい」
蕨市は、人口約7万5000人。
面積が5.11平方キロメートルと全国の市で最も小さく、全国の市町村のなかで人口密度が最も高くなっています。東京に近く、交通アクセスも良いことから、昭和30年代から40年代前半にかけて人口が急増し、首都圏で働く人たちのベッドタウンとして発展してきました。
中山道の宿場町の1つで、今でも宿場まつりなどの催しが行われているほか、成人式の発祥の地としても知られています。
選挙戦では、現職の4期16年の市政運営への評価や市立病院建て替えにあわせた医療体制のあり方、それに子育て支援策などについて論戦が交わされました。
投票率は50.89%で、前回・4年前を3.04ポイント上回りました。