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救急隊に食事時間を!さいたま市消防局がSNSで異例の呼びかけ

  • 2022年8月3日

「救急隊に食事の時間を!」 
7月にさいたま市消防局がSNSに投稿した内容です。その背景には新型コロナウイルス感染が急拡大する中、救急隊のひっ迫した現状がありました。ネット上では投稿に対する反響が相次いでいます。

SNS投稿に反響相次ぐ

さいたま市消防局は7月26日、ツイッターの公式アカウントに「救急隊に食事の時間を!」と題して次のような内容を投稿しました。

「救急隊がコンビニ等で飲食物を購入し食事をする事がありますので、ご理解をお願いいたします」

するとネット上で大きな反響があり、励ましのコメントが相次ぎました。
 

「食事くらい美味しいものをゆっくり摂ってほしいです。救急隊員は体が資本、何かあったら私らも困る」

「ゆっくり休んでください!救急隊の皆さんの活躍は国民の誇りです!」

新型コロナに熱中症 ひっ迫する救急の現場

なぜこのような内容の投稿をしたのか、さいたま市消防局に取材しました。

埼玉県内では7月21日から、毎日のように新型コロナウイルスへの新規感染者の数が1万人を超えています。
消防局によりますと、6月下旬から新型コロナが原因とみられる発熱を訴える119番通報が増えました。ことし6月の通報件数は6418件で、去年の同じ時期と比べて、およそ2割増えたということです。

さらに熱中症の通報も追い打ちをかけています。
例年は7月から8月にかけて多くなりますが、梅雨明けが例年よりも早く6月下旬から連日の猛暑となったことで、熱中症での出動も増えているということです。

食事の時間もままならず

さいたま市消防局には、多いときには1日に300件を超える通報があるといいます。
こうした事態に、ふだん使っている救急車30台に加え、災害などが起きた際に利用する非常用の救急車も使って対応しています。

搬送先が決まるまで時間のかかるケースも増えていて、救急隊は立て続けに出動し、消防署での休憩や食事の時間が確保できないことも多いということです。
SNSに加え、さいたま市消防局はホームページにもメッセージを掲載しています。

「救急隊が医療機関に併設されているコンビニエンスストアや売店を利用して、飲食物などを購入することがあります。これは救急の連続出場により、救急隊が休憩や食事を摂れていないためです。常に出場体制を整えており、指令があれば食事を中断して出場します。万全の体制を整えていきますので、引き続き救急行政へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします」

「万全の体制整えるため 励ましありがたい」

こうした救急の現場からのメッセージに、ネット上では救急隊がコンビニなどに寄ることにクレームを付ける人がいるからではないかという声も上がっていました。

さいたま市消防局救急課 菅野剛 課長補佐
「今回、市民の方からクレームがあったわけではありません。しかし、救急隊がコンビニなどで買い物をすることについていろいろな意見があると思います。消防局は万全の体制を整えるため、救急隊員が外で食べ物などを買うことについて市民に理解してほしいという思いで投稿しました。想像よりも多くの人から反響があり、励ましの言葉などをもらってありがたいです」

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