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市民の綱引き大会を実況 狭山ケーブルテレビ

  • 2022年04月19日

埼玉県狭山市を放送エリアにしている狭山ケーブルテレビ。地元の綱引き大会など、地域に密着した情報を市民に届けています。企画制作課の藤田敏行さんに猪崎那紗キャスターが伺いました。

藤田さんは、どんなお仕事をされてるんですか。

ふだんはデスクワークが中心なんですが、社員数が少ないので、カメラを持って取材に出て、番組をつくって放送するということもやっています。

これまでどんな番組に携わってきたのでしょうか。

今、メインで携わっているのは、1週間に1度、更新されるニュースですね。あとは、ナレーションや実況なども担当しています。

どんな実況を担当しているんですか。

なんでもありですね。サッカーもあれば、綱引きもありますし、去年はオリンピックの聖火リレーも実況しました。

綱引きの実況とは、気になりますね。

おそらく埼玉県でも十五夜の頃には、お月見に合わせて綱引きをする地域が多いと思うんですが、狭山市でも地域ごとに小学生から大人まで綱引きを楽しむ大きな大会があるので、私たちも会場にカメラを出して生中継で実況しています。

綱引きは結構、面白いですよ。力が拮抗していると綱を引いたり押したりというやり取りがおもしろいですし、力の差が出て一方的な試合になっても、テレビで見ていると面白いんですよ。

実況する側も力が入りますね。

人間ですから、力が入るときは入りますよね。。ミキサーから「ちょっと声が大きすぎるぞ」、「音が割れているぞ」と言われることもあります。ただ、ここ2年はコロナで開催できない状況が続いています。毎年の恒例行事だったので、早く復活できたらいいなと思っています。

これまでに思い出に残っている番組はありますか。

去年の東京オリンピックの聖火リレーですね。生中継はできなかったんですが、リレーの様子を同時収録して、当日の夕方に放送できたことが印象に残っています。狭山市では七夕通りという市内のメインストリートで行われたんですが、コロナの影響で聖火リレーを見ることができなかった人たちに喜んでいただけたようです。

一方で、取材を通じて、地域の課題や悩みが見えてきたりしますか。

やはり、狭山市でも高齢化が進んでいることは否めません。ただ、都心へのアクセスがよいので、若い世代も増えてきています。高齢者と若い世代が一緒に暮らすことができる、共生できる町づくりがこれから大事になってくるのではないかなと思います。

あとは、狭山市に多くの方が来ていただけるように、町の魅力づくりも必要になってくると思っています。狭山市には航空自衛隊の入間基地がありまして、「入間」となっていますが、実際は敷地の多くが狭山市にあります。入間基地では年に1回、航空祭というお祭りが開かれるんですが、やはりコロナの影響で最近は開催されていないので、こういったイベントが復活すれば、また、狭山市に足を運んでくれる人も増えてくると思っています。こうした魅力をきちんと伝えていくことがケーブルテレビの使命ではないかと思っています。

キャスターからひと言

藤田さんに狭山市の旬の情報を聞いたところ、今月1日に狭山市駅西口に市内で初めてオープンしたアンテナショップ「SAYA Market&Cafe」を教えていただきました。店には狭山茶など地元の名産品や特産品のほか、自衛隊の限定グッズも販売されているということで、オープン初日からたくさんの人で賑わったということです。

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