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コロナ禍の高校生に活躍の場を 西武所沢駅でコンサート

  • 2022年01月18日

コロナ禍で音楽を発表する機会が減った高校生たちに活躍の場を届けようと、西武鉄道と所沢市が埼玉県所沢市の駅でコンサートを開き、地元の吹奏楽部の生徒が演奏を披露しました。
(さいたま放送局 所沢支局 高本純一)

高校生に活躍の場を

新型コロナウイルスの影響で、子どもたちの学校生活にさまざまな影響が出ています。埼玉県立所沢北高校の吹奏楽部は、おととし定期演奏会やコンクールが中止になりました。去年は野球部の応援の演奏を球場で行えなくなるなど、活動が制限されたということです。

こうした高校生たちに活躍の場を届けようと、西武鉄道の所沢駅と所沢市は駅の構内を舞台にしたユニークなコンサートを企画しました。所沢北高校の吹奏楽部の生徒たちは、参加が決まると、6つのグループを作り本番直前まで練習を繰り返してきました。

駅ナカがコンサートの舞台に

今月10日、感染対策をとったうえでコンサートが行われました。駅構内の一角に設けられた特設のステージで、生徒たちは「星に願いを」や、去年の東京オリンピックの開会式でも流れたゲーム「ドラゴンクエスト」のオープニングテーマなどを次々と披露しました。

そして、地元に本拠地を構えるプロ野球・埼玉西武ライオンズの球団歌「地平を駈ける獅子を見た」の演奏が始まると、周りで聞いていた人たちが手拍子を送って盛り上げていました。また、人気アニメ「ドラえもん」の歌では、生徒たちが流れるように順番に体の向きを変えるパフォーマンスを披露すると、周りから大きな拍手が送られていました。

ふだん所沢駅を利用している30代の男性
「コンサートがあることは知っていたので、どうしても聞きたくて来ました。駅の構内での演奏は新鮮でしたし、こちらも元気になりました」

所沢北高校の吹奏楽部は、この日8曲を演奏しました。部長の山崎穂香さんは、人前で音楽を披露できる喜びをかみしめていました。

山崎穂香さん
「みんな楽しく演奏できました。演奏できることは当たり前ではないと気づかされたので、これからも1つ1つの発表の場を大切にしながら楽しんで演奏していきたいです」

コンサートの企画に関わった西武鉄道の山崎賢さんは、自身も学生時代に音楽サークルでギターを弾いていたということで、コロナ禍の高校生たちに思いをはせていました。

西武鉄道 山崎賢さん
「私が学生時代に所属していたサークルも活動が非常に困難になっていて、高校生も同じような境遇に置かれているのではないかと思い、企画しました。生徒さんたちも楽しそうに演奏していて、自分自身の昔の姿を重ねあわせて見ていました。
コロナ禍が続くなか、駅も役割を変えていかなければならないと思っています。駅は単なる通過点ではなく、利用する人たちにとって気持ちのいい空間になるようにしていきたいです」

生徒たちの演奏は事前に収録も行われ、今月16日にかけて駅の構内で流れました。

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