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初めてでも安心“キャンプ民泊” 埼玉県ときがわ町

  • 2022年01月17日

新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあって、密を避けてレジャーを楽しむ方法としてキャンプの人気が高まってます。埼玉県中部にあるときがわ町では、初めてでも安心してキャンプを楽しむことができる“キャンプ民泊”という施設があります。いったいどんな施設なのでしょうか。オーナーの青木達也さんに岩崎 愛キャスターが伺いました。

キャンプ民泊とは、あまり聞きなじみがない言葉ですね。

私たちが住む家の前にある庭でテントを張ってキャンプを楽しんでもらう施設です。私はキャンプインストラクターとしてキャンプを教えているんですけれども、お客さまには、施設でテントをレンタルしてもらって、トイレやお風呂は、家のなかのものを使ってもらうんです。これからキャンプを始めてみたいけれど、なにから始めたらよいのかわからない人に向けた施設がキャンプ民泊です。一応、日本で初めての施設で、2019年にオープンしました。

青木さん夫婦が暮らす自宅の1階部分を共有スペースとして、お客さまに開放しているんですね。

そうです。1階には皆さんがくつろげるスペースやキッチンなどの共有部分があります。また、キャンプ道具をレンタルする受け付けもあります。 

どうしてキャンプ民泊を始めようと思われたのですか。 

私たちがキャンプを始めた頃、 周りにキャンプをしている人がいなくて、どうやっていいのかわからなかったんです。自分たちでブログやインスタグラムを見て勉強していったんですけれど、その頃からキャンプを一から教えてくれる場所があったらいいなと思っていました。

そういう思いもあって、周りでキャンプを始めてみたいという友達がいたら教えてあげていたんです。でも、キャンプ場の場所選びや予約を友達の分までするのは大変だったので、自分の家でできたらいいなと思ったのがきっかけです。

キャンプ民泊のいちばんの魅力はどんなところですか。 

初めてでも、キャンプインストラクターのサポートがきちんとついていることです。まず、キャンプ場でのマナーや予約の方法などを座学で教えます。例えば、焚火のあとに残った炭化して黒くなった木はそのまま放置しても自然には帰らないので、持ち帰りましょうといった点を、お客さまとの距離も近いので、丁寧に教えることができる点がキャンプ民泊の良いところだなと思っています。

キャンプ初心者の不安を解消してくれそうですね。

キャンプ場の選び方にしても、ファミリー向けであるとか、あるいは、女性が1人で楽しめるキャンプ場や駅から歩いていけるキャンプ場など、皆さん、移動手段も、家族構成も、やりたいことも違うので、一人一人の要望を伺ってお勧めしたりもしています。

青木さんは、地元の木材を使ったキャンプグッズの制作もしてらっしゃるんですよね。どんなものを作っているんですか。 

いちばん最初に始めたのが、まな板です。キャンプで流行っているメスティンというアルミ製の飯盒にぴったり入るまな板を地元の木工職人さんに教えてもらいながら、自分で作りました。また、別の木工所では鍋敷きも作ってもらいました。シェラカップというキャンプで使うカップをまとめて持ち運んだり、吊り下げたりする機能もある特別な鍋敷きです。

ときがわ町は70%が森林を占めていて、もともと木材加工で栄えた町です。町には木材加工所がたくさんあるので、協力してもらっています。

地産地消にもなりますね。これだけではなくて、青木さんは町を盛り上げるイベントも行っていると聞きました。

新型コロナウイルスの感染が拡大する前は、「ときがわばっかり食堂」というフードイベントを開いていました。私たちは移住組というか、町の外から来たので、同じように移住した人たちと一緒にもっとこの町のことを知って、一人一人が町の観光案内人になれるようなイベントがあればいいなと思って始めました。

例えば、町には三波渓谷というすごく景色の良い渓谷があるのですが、夏に川の中に机を置いて、美しい景色を見ながら地元の食材を使った朝ご飯を食べて、地元の人とお話をするといったイベントを開いていました。

コロナが収まってきたら、また開催できるといいですよね。 

ことしから再開しようという話になっているので、ときがわ町の魅力がいろいろな人に伝わればいいなと思っています。

青木さんがキャンプ民泊などの活動を通して目指していることってなんでしょうか。

私たちはアウトドアの仕事をしているので、自然と付き合うシーンがすごく多いんです。私たちが自然をうまく利用していくことで、ときがわ町がより魅力的になっていくという、持続可能なまちづくりの一角を担えればいいなと思っています。

キャスターからひと言

青木さんは、奥様と一緒に「野あそび夫婦」というタイトルで、キャンプの楽しさを伝える動画やブログも発信しています。皆さんもぜひ、ご覧になってみてください。

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